2017年1月31日に大阪市営地下鉄の2区料金の値下げが発表されました。料金改定日は2017年(平成29年)4月1日からの予定です。
大阪市営地下鉄では2例目
大阪市中央区大阪市営地下鉄の2区料金(現行240円)が、運賃が10円値下げされて230円になることが公式に発表されました。2区料金の代表的区間としては難波~梅田間、天王寺~難波間などが挙げられます。 大阪市営地下鉄の歴史において、値下げを実現したのは橋下市長時代に1区料金を180円に値下げしてから2例目です。
via:【速報】なんば~梅田間が値下げへ!大阪市営地下鉄、4月1日より – Osaka-Subway.com
消費税が5%→8%となった2014年4月に、大阪市営地下鉄の1区料金が200円→180円に値下げとなりましたが、これに次いで2例目の値下げとなります。
値下げは珍しい?
地下鉄に限らず、鉄道の値下げというのは珍しい話だと思います。新線建設費回収のための加算運賃の廃止などによる値下げはよくある事例ですが(1991年の近鉄難波線や2006年の名古屋鉄道瀬戸線(栄町~東大手)など)、これ以外の鉄道の値下げ、ましてや地下鉄料金の値下げはあまり事例がないものと思われます。しっかり調べたわけではないので、明確なことは言えませんが。
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おわりに
今回の2例目となる大阪市営地下鉄の値下げが可能となったのは、市長の政策判断であり、また大阪市営地下鉄の経営努力によるものだと思いますが、日本一のドル箱路線である御堂筋線の存在、各線の減価償却費の減少、外国人観光客の増加など、いろいろ要因があると思います。
現在、大阪市営地下鉄は民営化が議論になっていますが、選挙で選ばれる自治体のトップ(首長)がいる公営地下鉄だからこそ、値下げが可能となったというのも一つの要因ではあると思うのですが、いかがでしょうか。
異論反論は認めますが。
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