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比企谷八幡の人生を語る名言19選

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「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」(通称「俺ガイル」)という、アニメ化もされたライトノベルがあります。『このライトノベルがすごい!』の2014年~2016年に1位に選ばれた作品でもあります。

この主人公「比企谷八幡」は屁理屈ばっかり言うような超ひねくれたキャラクターなのではありますが、意外と核心を突くようなこともバシバシ言っており、とても共感できるというか好きなキャラクターです。。。。まぁ、このキャラクターが好きなあたり、私もだいぶひねくれた人間なのだと思いますが、この比企谷八幡の人生を語る名言を20コ、紹介します。

比企谷八幡 の名言

服選んでるときに話しかけるのほんとやめてほしい。服屋の店員さんはぼっちが放つ「話しかけんなオーラ」を感じ取るスキルを身につけたほうがいい。そのほうがたぶん売り上げ上がるぞ。

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。3巻、P.107

私が比企谷八幡に共感し始めた言葉がこちら。これ、とても思うんです。ゆっくり服見させてよ、、、なんで話しかけてくるの、、、なんなの?怪しい行動してないか見張るために声かけてくるの、、、、?と思ってしまうんですよね。

だから服を買いに行く時は、店員さんがあまり声をかけてこない店ばかり。必然的に行く店が限られてくるんですよね、でも、それでもお店が成り立っているってことは、みんな店員さんに頻繁に声かけられても平気なんだね。私はマイノリティか、、、でもこう思っている人って必ずいると思うんですよ(小並感)

みんな”が言うから”みんな”がそうするから、そうしないと”みんな”の中に入れてもらえないから。でも、”みんな”なんて奴はいない。喋りもしなければ殴りもしない。怒りも笑いもしない。集団の魔力が作り出した幻想だ。気づかないうちに生み出していた魔物だ。個人のちっぽけな悪意を隠すために創造された亡霊だ。仲間外れを食い殺して仲間にすら呪いを振りまく妖怪変化だ。

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。4巻、P.37

勝手に自分で作り出してしまう同調圧力ってこれなんだと思います。しかし、避けることは難しい。

問題の本質を理解していない。孤立すること、孤立すること、一人でいること自体は別にいいんだ。問題なのは悪意によって孤立させられていることだ。

出典: やはり俺の青春ラブコメは間違っている。4巻 、P.141

一人ぼっち、一人旅、とにかく一人ってなんかネガティブイメージがあると思うんですよね、世の中。最近は、一人カラオケとかガストの一人席とかだいぶイメージはやわらいできたと思いますが。

でも自分で一人を選んでいるのであれば、何の問題もないハズです。問題は、仲間ハズレにされて一人を選ばざるを得ない場合。前者と後者は全然違うわけなんです。後者は悪質なんですよ!

世界は変わらないが、自分は変えられる。なんてのは、結局そのくそったれのゴミみたいな冷淡で残酷な世界に順応して適応して負けを認めて隷属する行為だ。綺麗な言葉で飾って自分すら騙している欺瞞にすぎない。

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。4巻、P.217

逃げちゃダメなんて強者の考え方でしかない。それを強いる世界こそが間違っている。『俺は悪くない、世界が悪い』なんて言葉は言い訳じみれいるが、まるっきりの間違いじゃない。いつも自分が悪いなんてそんなことはないのだ。社会が、世の中が、周囲が、誰かが間違っていることだってたくさんある。

出典: やはり俺の青春ラブコメは間違っている。4巻、PP.227-228

世の中うまくいかないのは自分が悪い、自分の努力不足、自己責任、なんとよく言われてますね。しかし果たしてそうでしょうか。世の中、外的要因と内的要因がすべて合わさって物事が成り立っています。内的要因だけが悪いなんてありえません。いや、むしろ悪いとか悪くないとかいうレベルの時点でおかしいのです。結果なんですから。

だから、何かあっても自分だけを責めるなんてのはいらないのです。外的要因も必ずあります。もちろん、改善していく上でどうするかは別の話ではありますが、まずは今置かれている状況を理解するのに、社会がおかしいなんてことはたくさんあるのです。

個性個性いう奴らほど個性がない。これ豆知識な。

出典: やはり俺の青春ラブコメは間違っている。5巻、P.76

まぁよく言う話ですが。。。デザインでも個性的なものにしました、というとだいたい??ってものが多い気がします(偏見)

俺たちはいつだって見たいと思ったものしか見ない。解釈の仕方は人の数だけあるものだ。映画の感想でも、人の印象でも。だから、理解しているとかわかってやれるなんていうのはおこがましい。理解した気になるのは罪であり悪だ。

出典: やはり俺の青春ラブコメは間違っている。5巻、P.85

誰しも自分は客観的に物事を見れている、と思いがちです。でも、それは無理なんです。すべて自分の今までの経験から主観的に物事を見てしまっているんです。だから、理解できた、完璧にわかった、そんなことはありえません。

でもそのことを知っているか知らないかは大きいと思いますよ。

人間は感情で動く。合理非合理にかかわらず、判断基準を感情に委ねる。それどころか一時の気分で決めたことに対して後付けで理論を構築することすらある。嫌なこと嫌いなものに対して、それらを嫌悪し、忌避する自身を正当化するためにあらゆる論法を駆使するのだ。

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。 6.5巻、P.133

比企谷八幡の言葉で一番好きなのはコレ。人間を、社会を表している言葉。

「正しい」ことを言ってもまったく理解してもらえなくなるってことです。とても、損な話。

人の癇にさわるようなこと・発言をしてしまったら、ダメってことなんです。こういうことしてしまってる人って、本当多いと思います。

この言葉については、以下の記事で掘り下げてます。

また、感情を害することのデメリットについては、207hdさんのこの記事も大変勉強になります。

大抵は愚痴をこぼしゃあ二言目には『辛いのはお前だけじゃない』の常套句が返ってくる。なんでみんなが辛いからって俺まで辛い思いを強要されなきゃいけないの?どういう因果関係なの、それ?

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。7巻、P.298

この話は状況によるとは思うのですけど、俺がしんどかったんだからおまえもしんどいのを経験しろよ、みたいな強要の場合には、うーんって話ですね。

過去を美化するのは心が弱った証拠だ。 昔の栄光を語りたくなるのは心が老いた証左だ。 誰かを下に置いて安心したくなるのは弱くなった証だ。

出典: やはり俺の青春ラブコメは間違っている。7.5巻、P.246

1つ目と2つ目は 、まぁ大目にみてやれば、、、と思うのですが、3つ目についてはうなずきたくなる話

この記事を思い出します。
他者を攻撃することで、有能さを示そうとする人と、助けることで、有能さを示そうとする人。 | Books&Apps

まぁ、確かに。最近そういうの多いもんな。バイト先の冷蔵庫に入った写真アップしたり飲食店で悪ふざけしてる画像ツイッターにあげたりとか。ネット上で本名と顔写真晒して犯罪自慢とかセルフ指名手配かよ。

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。8巻、P.56

8巻は2013年11月に発売されましたが、約6年後の2019年になってもセルフ指名手配は多いですよね。たぶん、ちきりんさんの下記のつぶやきが一番的を得ている気がするのだけれど、、、

自己犠牲だなんて呼ばせない。 数少ない手札を切り、効率化を極め、最善を尽くした人間を犠牲だなんて呼ばせない。それは何物にも勝るほどの屈辱だ。必死で生きた人間への冒瀆だ。

出典: やはり俺の青春ラブコメは間違っている。8巻、P.204

頑張りを否定される屈辱的な話。自己犠牲かどうかは他人が判断することではないと思うのです。ただ、結果的に自己犠牲になっていることも多数あるのかなと。

理性の化け物とそう言われたことがある。 だが、理性とは感情の対義である。 故に、理性の化け物とは、感情を理解しない、人に劣る存在だと、そう言われたのではなかったか。人を人として見ない、自らの意識に囚われ続ける、人未満の存在だと。

出典: やはり俺の青春ラブコメは間違っている。8巻、P.356

感情的になってはいけない、とよく言われていると思います。たぶんそれは正しいです。理性はとても大事です。しかし、感情がないと人間ではなくなってします。そして、感情を理解できないこともまずいのです。

時間はすべての薬だという。 だがそれは違う、時間は遅行性の毒にほかならない。ゆっくりと、過去の出来事さえも浸食していき、終わらせて諦めさせるためのものだ。

出典: やはり俺の青春ラブコメは間違っている。9巻、P.16

たぶん何も解決していないよね、という話。この現象言語化してくれた気がする。

仕事の進め方はいくつかあるが……。まぁ、あれだ。仕事の極意はいかに働かないかにある

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。9巻、P.374

矛盾しているような言葉ですが、的を得ていると思ってます。生産性向上ってこういうことじゃないのかな、、、と。効率化と生産性向上ってイコールじゃないと思うんですよね。

たぶん否定されることは決して悪いことではない。お前はまちがっていると、見せつけられて初めて理解できることがある。どうしようもない、中身のない全肯定なんて、それこそが一番手ひどい否定だ。たぶん、それこそが拒絶なのだ。

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。9巻、P.388

世の中、何でも否定するな!って話は多いですね。否定しかしない(ような)人もいます。確かにそれは良くないと思います。

問題は、否定はダメ!肯定しよう!っという圧力。つまり、否定を否定すること肯定しか認めないこと。

この強制力は本当に怖いです。でもそうなりがちな世の中の気がするんですよね、、、そう思ってるのは私だけ?

一人でやっていいし、一人で出来なきゃいけない。人に迷惑をかけずに生きられて、初めて人にものを頼めるのだ。一人で生きられるようになって、初めて誰かと歩いて行く資格がある。一人で生きられるから、一人でできるから、きっと誰かと生きていける。

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。 9巻、P.402

7つの習慣』で言う、公的成功と私的成功がこれにあたると思ってます。

誰かに合わせて答えを出してしまうと、うまくいかなかったときに必ずその誰かのせいにしてしまう。人生の戦犯捜しに躍起になる。人の答えに合わせると決めたのは自分のくせに、その他人を恨みに思う。妥協と欺瞞に満ちた態度はきっと不誠実だ。

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。 10巻、P.107

人生、最後は自分で選ばないといけないと思うのです。

選挙でもそう。自分がいかなくても誰かが世の中を決めてくれる、というのではダメなんです。主体的にならないと!

親しいつもりでも聞けないことはたくさんある。 未来のこと。現在のこと。そして、過去のこと。どこに地雷が埋まっているかなんてわからない。 無理に聞いて、自分の望まない答えが返ってきてしまったら。そう考えるだけで言葉に詰まってしまう瞬間はきっとある。

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。 10巻、P.133

これって逃げではないか、と思ってしまうかもですがでも気持ちは本当にわかる。自分の望まない答えが返ってきて、その覚悟がないのであればどうして聞けようか

おまけ

主人公、比企谷八幡以外の言葉で、心に残ったセリフ。

平塚先生 の言葉

「でもね、比企谷。傷つけないなんてことはできないんだ。人間、存在するだけで無自覚に誰かを傷つけるものさ。生きていても、死んでいても、ずっと傷つける。関われば傷つけるし、関わらないようにしてもそのことが傷つけるかもしれない……」

「けれど、どうでもいい相手なら傷つけたことにすら気づかない。必要なのは自覚だ。大切に思うからこそ、傷つけてしまったと感じるんだ」

「誰かを大切に思うということは、その人を傷つける覚悟をすることだよ」

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている 9巻、P.232

これは平塚先生の言葉。平塚先生の真面目な言葉って、すべてかっこよすぎるんです。人生達観してませんか??

関わらないようにしてもそのことが傷つけるかもしれない……」 というのは、もうどうしようもない話なわけであります。でも、これは受け入れなければならない話なんですよね、、、

雪ノ下雪乃 の言葉

……すべての人があなたを気に掛けて、嫌っているなんて自意識過剰だわ

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。 8巻、P.222

自分はみんなに好かれてる!カッコいい!イケてる!なんて思うのは自意識過剰ですが、その逆も自意識過剰。ネガティブになりがちな人は、この言葉を思い出したらいいと思うんです。

雪ノ下陽乃 の言葉

「比企谷くん?ここでクイズです!集団をもっとも団結させる存在はなんでしょ〜?」

「冷酷な指導者ですか」

「またまたぁ、本当は正解を知ってるくせに。ま、その回答もあんまり嫌いじゃないけど。正解はね、……明確な敵の存在だよ」

出典:やはり俺の青春ラブコメは間違っている。 6巻、P.218

雪ノ下雪乃の姉「 雪ノ下陽乃 」と主人公 比企谷八幡 との会話。

明確な敵の存在を「あえて」作る、っていうのは最近本当に多い気がします。特に政治の世界・・・。 おや、誰か来たようだ

Bitly
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