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東武線高架下の賑わいエリア「東京ミズマチ」

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東京都墨田区にある東武伊勢崎線(スカイツリーライン)浅草駅~とうきょうスカイツリー駅間の高架下に賑わいのエリアが生まれています。2020年6月18日に開業しました。1)

国内外の宿泊需要に対応するコミュニティ型ホステル、 公園と川の環境と一体化した新業態のレストランや、 スポーツと一緒にカフェが楽しめる開放的な施設が入居しています。1)

高架下には複合商業施設が入っていますが、その前の川辺の道路は遊歩道にもなっていて、イイ感じです。川と反対側には隅田公園があり、その公園とも行き来できることから、一体感のあるエリアとなっています。

また、公園の逆側も、北十間川の遊歩道となっており、公園と水辺が一体となった気持ちの良い空間が生まれている。

出典)土木学会 景観・デザイン委員会 鉄道橋小委員会:鉄道高架橋デザイン、2022年11月、p.153

東京ミズマチのすぐ前には川があるので、水景を活かしたやすらぎの空間になっていると思います。

北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業について

 2014年2月に「新たな水辺整備のあり方検討会(事務局:東京都)」が策定した「隅田川等における新た な水辺整備のあり方」を受け、東京都の護岸の耐震対策にあわせて、墨田区・東武鉄道では、浅草~東京スカイ ツリータウン間の回遊性を促進し、さらに北十間川周辺エリアに生まれた賑わいを向島地区や両国・本所地区 の南北方向にも広げていく北十間川・隅田公園観光回遊路整備事業を推進しています。
 現在、北十間川西側区間(隅田川から東武橋付近まで)の水辺を中心とした親水テラス、鉄道高架下、コミュ ニティ道路、隅田公園(南側の一部)の整備を進め、隅田公園については3月中旬のオープンを予定しており ます。

出典)『鉄道高架下複合商業施設「東京ミズマチ®」ウエストゾーンが4月17日に開業& すみだリバーウォーク」が4月13日に開通します!』<https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/202006091220328lKWVV6SEt86k0ah_IdUoQ.pdf>-2023年3月12日閲覧

東京浅草と栃木・群馬方面を結ぶ特急りょうもう号と東京ミズマチの高架下です。

実はこの高架橋、かつてここにあった隅田公園駅の跡地なのです。1931年(昭和6年)に浅草雷門駅(現在の浅草駅)~業平橋駅(現在のとうきょうスカイツリー駅)開業時に、関東大震災の復興計画によりつくられた隅田公園の最寄り駅として相対式2面2線のホームの高架駅として開業しました。その後、戦時中の1943年に営業停止、1958年に正式に廃止となりました。2)

かつての高架橋の雰囲気

シーダーさんのブログの記事「シーダーのお遊び備忘録 : 隅田公園駅跡とその付近」では、かつての高架橋の雰囲気の写真が掲載されているので、興味のある方はぜひ見てください。

隅田公園駅跡とその付近 : シーダーのお遊び備忘録
隅田公園駅は東武伊勢崎線の浅草駅から隅田川を渡ってすぐのところにあった駅です。1931(昭和六)年5月25日、浅草雷門(現、浅草)延長時に合わせて開業しましたが、戦争の影響で1943(昭和十八)年12月30日に休止(1958(昭和三十三)年10月22日廃止)となっています。 駅があ

アクセス

・東武スカイツリーライン 「 浅草駅 」 北口よりすみだリバーウォークを渡って徒歩5 分3)
・都営地下鉄浅草線 「 本所吾妻橋駅 」 A3 出口より徒歩 4 分3)
・都営バス 「墨田区役所」バス停 より徒歩2分
・都営バス 「言門橋」バス停 より徒歩5分

[参考文献]
1)『ABOUT | 東京ミズマチ』<https://www.tokyo-mizumachi.jp/about/>-2023年3月12日閲覧

2)土木学会 景観・デザイン委員会 鉄道橋小委員会:鉄道高架橋デザイン、2022年11月、p.151
3)『アクセス | TOKYO mizumachi(東京ミズマチ)』<https://www.tokyo-mizumachi.jp/access/>-2023年3月12日閲覧

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