どうもあまり知られてないことのようなんですが、大阪市営地下鉄・大阪市バスをICカードで利用する場合、PiTaPaを利用するのが断然おトクなんです。
乗車料金が10%引きになるんです。なんの手続きをしなくてもね。
■大阪市営地下鉄の場合
大阪市営地下鉄は1区が180円です。これをPiTaPaで利用した場合は162円になります。ICOCAで利用した場合は現金と同じ180円です。イキナリ18円もおトクになってしまいます。何の手続きをしなくてもそうなるんです。
梅田~なんば の場合、通常料金は240円ですが、PiTaPaで利用した場合は216円になります。往復すると48円もおトクです。これは、結構大きい額ですよ。
■大阪市バスの場合
大阪市バスは乗車料金が210円です。これをPiTaPaで利用した場合は189円になります。なんと、200円切っちゃうんです、これも特別何か手続きする必要があるわけではありません。
これは時間に余裕のある方限定ですが、大阪駅(梅田)⇔なんば を結ぶ大阪市バスが8系統と75系統の2つがあるのですが、これをPiTaPaでバス移動すればなんと189円で済みます。ただし、どちらの系統も1時間に1本程度しか運行していないので、時刻表をちゃんと調べることが必須ですが。
また、大阪駅(梅田)⇔天王寺駅(あべの橋)を結ぶ市バスとして62系統があります(昼はは1時間に3本程度運行)。これをPiTaPaで利用すれば189円となり、JR環状線利用の190円と比べて1円だけ安くなります。たった1円だけですが何回も利用すれば、塵も積もれば山となります。時間のある方にはおススメだと思います。
■おわりに
JR系のICOCAに比べて、PiTaPaの発行枚数が伸び悩んでいるそうです。原因としては、PiTaPaは先払いのためクレジットカードと同じ扱いになるため、手続きが面倒・時間がかかる(即時発行できない)、ICカードの連絡定期券が使えない事業者があるということや、1年間PiTaPaの利用がなかった場合に維持管理料1000円(税抜)が徴収される点にあると思います。
確かに近畿地方(関西)に住んでいなくて大阪市営地下鉄をほとんど使わない方にはわざわざPiTaPaを申し込むにはデメリットがありますが、日常的に大阪市営地下鉄・市バスを使う方でしたら、どう考えてもPiTaPaを申し込んで使う方がおトクなんだと思うんです。
なお、PiTaPaの発行が伸び悩んでいることから、関西エリアの私鉄系「スルッとKANSAI協議会」が新たにプリペイド型のICカードも登場する予定だそうです。
▽スルッとKANSAIが廃止で、PiTaPaも伸び悩み。関西私鉄の新型ICカードはどうなる? – 旅行総合研究所タビリス
PiTaPaを申し込むのが面倒だからという理由で敬遠しているのは、もったいないんじゃないでしょうかね~。
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