姫新線とは、兵庫県姫路市の姫路駅~岡山県新見市の新見駅を結ぶJR西日本の路線です。主に中国山地の中央部の街を結ぶ路線で、特急は運行しないいわゆるローカル線です。姫新線の名称は起点の姫路と終点の新見の1字をとって名づけられています。
今回は、姫新線の末端区間である中国勝山駅と新見駅の区間を、終点の新見駅から起点方向の中国勝山駅へ乗車した記録を紹介します。
この区間(中国勝山~新見)は2019年度の平均通過人員は306人1)、2020年度の平均通過人員は132人2)です。2020年の平均通過人員132人はJR西日本が公表している区間の平均通過人員でワースト6位という、利用者数が極めて少ない路線となっています(ちなみに因美線 東津山~智頭も同じ132人で同じ6位となります)。
新見駅
新見駅です。山陽と山陰を南北に結び伯備線と東西方向に路線を伸ばす芸備線と姫新線、3路線の結節点で、(ネットワーク上は)交通結節点となっている重要な駅です。中国縦貫自動車道(中国自動車道)の新見IC(インターチェンジ)も設置されている中国山地の主要都市です。
ホームに停車する津山行のキハ120系です。
新見駅→中国勝山駅
車内の様子です。リニューアルされているようで、車内は綺麗です。座席はフカフカモフモフです。新見駅では学生が何人か乗車しており(乗車したのは平日の午後です)、満席ではないにしろそれなりに利用者がいましたが、新見市の最終駅である刑部駅を過ぎると、利用者がほとんどいなくなりました。
ほとんど山間を走っていく感じで、ところどころ集落がある感じです。景色は特に良い、ということはありませんが。。。森が近くて樹ばっかりですね、見えるものが。
トンネルを抜けると真庭市に入ります。
真庭市に入っても山間の集落を進んでいく感じで、駅から乗ってくる人も特にいませんでした。
富原駅です。かつては反対側にもうひとつホームがあったようです。
月田駅。写真はちゃんと取れませんでしたが、ログハウス風の駅舎となっています。この月田駅、なんとかつては大阪駅からの急行の終着駅だったとのこと。
現在は単式ホームかつ簡易委託もない無人駅で、1面1線だけの小さな駅なのだが、戦後まもなくは大阪駅からの急行「みまさか」の終着駅であり、3面3線の大きな駅であった。 うちの2面2線は旅客専用ホームで、残りの1面1線の貨物用だったと思われる。
出典:『JR姫新線 月田駅 | 岡山県北の生活情報 アットタウンWEBマガジン』<https://afw-at.com/page_s.php?id=2>-2021年11月2日閲覧
月田駅を過ぎると、次は中国勝山駅です。新見駅を出て、初めての主要駅に到着です。
中国勝山駅
中国勝山駅は、岡山県真庭市にある駅です。珍しく地方名が名づけられている駅です(日本唯一?)。
反対側へ向かう新見行の電車と列車交換(すれ違い)を行います。
中国勝山駅の時刻表です。乗車してきた区間(新見~中国勝山)の列車本数は、中国勝山駅発で1日8本(休日7本)で、2~3時間に1本の運行本数です。ここから東側、津山方面は1日12本(休日11本)でこの区間で利用者数に差があることがわかると思います。
中国勝山駅の駅舎です。白壁のデザインの立派な感じの駅です。駅舎内にはうどん屋さん「うどん処本峰」があります。
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参考文献
1)『データで見るJR西日本2020 – data2020.pdf』p.57<https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2020.pdf> -2021年10月31日閲覧
2)『データで見るJR西日本2021:区間平均通過人員および旅客運輸収入(2020年度) – data2021_08.pdf』<https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2021_08.pdf>-2021年10月31日閲覧
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