少し前からずっと気になっているのですが、大阪シティバスのバス停に設置されているバスロケ。どうも活動停止が増えているようなのです。以前、下記のようにつぶやいたことがあります。
大阪シティバス、最近はバスロケの活動停止が多いのですか? pic.twitter.com/g25GFeFaMU
— ぶるーばーど@旅とまちなみとパインどうでしょう~ (@pinenoame) June 15, 2022
活動停止しているバスロケ
■京阪東口バス停(中央区)
■野田阪神前バスターミナル(福島区)
■野里バス停(西淀川区)
バスが接近した時の接近情報はまだ動いているようですが、発車時刻案内や遅延情報、どこのバス停にいるかなどの情報は得られなくなっているようです。全てのバス停を調べたわけではないのですが、Twitterでの他の方のつぶやきを見る限り、他のシティバスのバス停でも活動停止が見られるようです。
2022.10.27追記
稼働しているバスロケもあると情報をいただきました。
稼働してるところもあるんですね。 pic.twitter.com/ZcNT9YyZMi
— 新御堂筋(国道423号)線🍀 (@Qeoc9kGSAVbWeTU) September 21, 2022
ここもバスロケーションシステムが動いていましたけどどんな基準で動かしているのか疑問です。 pic.twitter.com/GgxR3IZUnd
— 新御堂筋(国道423号)線🍀 (@Qeoc9kGSAVbWeTU) October 1, 2022
追記終わり
また、そもそもバス接近表示(バスロケーションシステム)が2011年度(大阪市営バス時代)からバス停への新規設置が凍結されているという情報もあります。
バス停にある電子式のバス接近表示(バスロケーションシステム)は、2011年度から新規設置が凍結されています。
出典)『大阪市営地下鉄マニアから見た、橋下市長がやらかした3つの失政 | Osaka-Subway.com』<http://osaka-subway.com/osaka_ishin2/>-2022年9月20日閲覧
経営状況が理由?
2018年に「大阪駅前バスターミナルの発車時刻案内(総合案内板)について」を書いたことがあるのですが、大阪駅前バスターミナルの発車時刻案内も含めてシティバスの前身、大阪市バス時代には老朽化・厳しい経営状況を理由にバスロケの更新を停止しているようです。
また、バスロケーションシステムにつきましては、老朽化により継続運用が難しい状況となっており、更新には多額の費用が必要なこと、時刻表の掲出により発車時刻のご案内が可能であることから、市バス事業の厳しい経営状況も踏まえ、「大阪駅前バスターミナル」整備に際して、同ターミナルの一部のりばの発車時刻につきましては電光掲示から時刻表によるご案内に変更させていただいております。
出典)『大阪市:大阪駅前バスターミナルについて (…>お寄せいただいた「市民の声」>市営交通)』
<http://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000405950.html> – 2018年5月3日閲覧
2018年に大阪市営バスは民営化により大阪シティバスになりましたが、この方針は現在も続けられているのかもしれません。市営でなくなったからでしょうか、大阪市のホームページを見ても詳細が不明です(私が見つけられていないからかもしれません)。
なお、バス停設置タイプのバスロケの廃止・携帯端末からの情報取得に移行は全国的な流れのようです1)。近鉄奈良線の八戸ノ里駅改札付近に設置されていたバスロケもなくなりましたしね。。。
とはいいつつも、京都市バスは今でもバスロケを積極的に更新していますし、スマートバス停なるものの登場してきているので事業者によるところが多いようです。
バスロケが全く新設されていないわけではない
ただ、大阪シティバスでバスロケがまったく新設されていないわけではありません。時期は覚えていないのですが、例えばJR大阪駅周辺では、御堂筋線梅田駅、谷町線東梅田駅、四つ橋線西梅田駅に発車時刻案内が新たに設置されました。
なお、地上の大阪駅前バスターミナルは現在でも設置されていません(あれば便利なのに。。。)
また2019年に大阪市南東部では急行バスBRT「いまざとライナー」の社会実験が始まりましたが、運行開始に合わせて今里ライナーが運行するバス停では既存のシティバスも合わせてバスロケが新たに設置されています。
i・ma・doコード
バス停のバスロケが活動停止になったことで、バスがどこまで来ているかの情報が全く見れなくなった、というわけではありません。スマホやタブレットを持っていれば、i・ma・doコードでバスの現在地を知ることができます。
QRコードを読み取ると、このような感じでバスの現在地の情報(接近情報)を知ることができます。
知りたい系統(行先)を選択します。
これは、これまでバスロケが設置されていなかったバス停でも調べることができます。
Twitterの反応
おはようございます。大阪シティバスのバス停の時計が、バスロケの一部機能の提供終了によって狂っていた問題で、上から紙が貼られました。機能縮小は残念ですが、スマホなり自分の時計見てねという事ですかね。今日は半袖で正解!暑い!(^_^;)冬物を仕舞って、着ないのは処分するかな。 pic.twitter.com/RazQlY0SZT
— さむちゃん@産まれも育ちも大阪市 (@tsu232210) April 20, 2022
大阪シティバスのバスロケ、中間バス停の接近表示機能だけ残して、始発バス停や中間バス停で次のバスの時効表示機能のある機種の時刻表示を、メンテナンスコスト低減で廃止したのですが、時計が電波で修正されないまま生きているので、時刻が狂ってきています。紙貼るなど対策しないと。 pic.twitter.com/HaBMO2CznQ
— さむちゃん@産まれも育ちも大阪市 (@tsu232210) March 28, 2022
大阪シティバスの始発バス停にあるバスロケ、機器が古くなってきていることから、発車時刻や所要時間などバスの運行状態の表示はしなくなったのね。
— 小溝幸仁 Yukihito komizo @ コロナ関連・日常など (@HenF88j5V8GsNML) March 26, 2022
ただ、中間バス停では接近表示は残るみたいだけど。
大阪シティバスのバスロケーションシステムも同じで「機器老朽化」を理由にスマホのQRコード掲示にばんばん切り替えられている
— ATISS331 (@atiss331) March 26, 2022
京都市交通局はマグサイン式バスロケやめてLCD表示器でバスロケ表示器作り上げてまでちゃんと維持してるというのにだ https://t.co/j8x8f9mxHM
大阪シティバスのバスロケ、終点までの所要時間とか情報が多くて凄いと思ってたけど遂に終了か。
— だいどう -DAIDOH- (@Temporary_Extra) February 13, 2022
今なら上位技術もあるだろうけどそこまでのやる気は無いと。
ただ接近表示は継続との事で🧐
名古屋市はとっくの昔に全撤去…😑
現役当時は途中停留所でも英語の接近放送まで流してたのになぁ。 pic.twitter.com/t45kl4RAE3
そろそろと1980年代から使われて続けた大阪市営バス→大阪シティバスのバスロケーションシステム(通称バスロケ)が約40年で幕を下ろそうとしている。
— [A]新快速 京橋 (@loop_tc103_841) January 29, 2022
これからは徐々に減っていくであろう。#大阪市交通局#大阪シティバス pic.twitter.com/sL8q0wz0RE
大阪シティバスさん
— すみやん@羅納言ともいうw (@msumisumi_forcp) January 23, 2022
システム機器の老朽化のためバスロケの一部機能(表示)を停止するとのこと。 pic.twitter.com/20zTenmYf2
参考文献
1)https://mobile.twitter.com/Temporary_Extra/status/1492743388860657666