▽長時間労働はなぜ問題視されるのか? | ヒューマンキャピタル Online
よく、お仕事忙しいですか?と聞かれて、忙しいです、と答えると「仕事がないよりも忙しい方がありがたいですよね~」、とよく言われる話だと思います。間違ってはいないです。
が、やはり忙しすぎる、ゆとりがないというのは良くありません。これではいけないな~、と最近ずっと思っておりました。
ということで、ちきりさんの『自分の時間を取り戻そう』を読んでみました。
■高生産性社会になってきた
私がスマホを持ち始めたのは、ほんの1年前。それまではガラケーのみを使っていました。特にガラケーだけでも、不便とは感じず問題はなかったのですが(ただ、多くの企業がガラケー専用のサイトを閉鎖し始めて携帯電話からのネット閲覧が不便になってきたのはありますが)、スマホを持ち始めて考えが一変しました。
スマホ、むちゃくちゃ便利!こんな生活が便利になるんだ!
スマホでおこづかい帳が使える。
今まで、家のパソコンにエクセルを入れていたので、家でしか記帳できなかったのです。このため、レシートが溜まりやすくなり中々大変なわけだったのでありますが、家のパソコンとクラウドを同期させたため、外出先でもエクセルを使うことができ、家でなくてもおこづかい帳をつけることができるようになりました。これで、記帳忘れも少なくなり、隙間時間を使えるようになったのが大きいです。
外出先でもルート検索が簡単にできる。
自分の現在地などからGPSを使い、簡単に目的地までのルート検索ができるようになったもの大きいです。しかも、バスのルートも検索に入ってくるので、駅から歩くと大変なところでも簡単に調べられるようになりました。今更だけどすごい。
テレビをみなくても、通知で天気予報がわかる。
地域を登録しておけば、その地域の天気予報などがデスクトップに通知されます。私は、いつも面倒でテレビで天気予報を確認しません(自分がズボラなだけですが)。予報で雨が降ることを知らなくて、降ってから傘持ってきてない!と困ることが多々あったのですが、これはとても便利です。
これらスマホが登場したことで、本著でも触れられているのですが「社会の高生産性シフト」が進んでいるいうことです。UberやAirbnbなどが登場し、新しい資産の有効利用を促進するビジネスが増えてきているのが社会の潮流です。
via:『自分の時間を取り戻そう -ゆとりも成功も入れられるたった1つの考え方』 P.28
この世の中の流れに逆らうことはできなくなってきています。「高生産性」は、意識しておかないといけない概念であると感じます。10年前の社会と大きく変わってきているなと感じます。
■効率性と生産性の違い
「生産性」という言葉、どうも悪いイメージもあるようですが、それは本来の生産性ではないとのこと。勘違いされやすい「効率性」と「生産性」の違いは意識しないといけないようです。
例えば、これは私のイメージではありますが、新しい仕事でエクセルを作って作業しないといけなくなった場合、無駄を省いてとにかく早く作り上げるのが「効率性」。
少し時間はかかるかもだけど、この仕事が終わった後も他の人もそのエクセルを使って別の仕事ができるように、便利なエクセルにしつつしっかり作業を終えるのが「生産性」、というところでしょうか。ちょっと違うかもだけど。
■高生産性を意識しないと、、、
時間も資源も有限である中でも、しっかり充実した生活をしていきたい、と考える中で、この本はそういった意識改革としてはとても有効だと思いました。もちろん、この本の中で具体的にこうすればいい、ということが書かれているわけではありません。あくまで事例としていろいろ挙げたうえで、問題提起と啓発を促しているものです。高生産性な仕事をする、生活するっていうのは、当たり前ですがそう簡単なことではありません。
働き方改革が叫ばれていますけど、働く時間を短くするなんて、一朝一夕でできることじゃないですよね。でも必要なのです。
どういった手段を取ればいいのか、どうすれば「自分の時間を取り戻」すことができるのかは、自分で考える必要がありますが、意識改革としてとてもいい本だと思います。
もちろん、読んだからにはこの本の内容を忘れずに、生産性を上げて仕事をしていきたいとです。いや、日々考えないといけないから、難しいですけどね、まだ全然できてないと思うけど。
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