長い間工事が行われていたの阿倍野付近の阪堺電軌上町線移設工事、昨年(2016年)の12月3日に線路切替が終わり、新線の供用が開始されました。
工事の詳細や、新「天王寺駅前電停」の様子などは以下のブログで詳しく紹介されています。
【関連記事】
▽阪堺電気軌道上町線移設工事(阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画)の状況 16.12ー2 – Re-urbanization -再都市化-
▽阪堺電気軌道上町線移設工事(阿倍野筋拡幅・尼崎平野線工事計画)の状況 16.12 〜使用が開始された新しい天王寺駅前所の様子〜 – Re-urbanization -再都市化-
ですが、私も気になったので見てきました。旧線の名残は、早くしないと見られなくなると思ったので、、、
■旧天王寺駅前電停の様子
旧駅舎は、既に取り壊されていました(2016年1月21日現在)。
車止めあたりです。乗降客が交錯しないように路面にペイントされた矢印が残ってます。
地下道(地下街)への入口跡です。
地下道からの様子はこちら。阪堺電車に乗ろうとして、アレ、入口ない、ととまどって新しい階段の方へ行く人も多かったです。
■天王寺駅前電停の様子
天王寺駅前電停横のあべの筋北行(谷町9、天満橋方面)。近鉄前交差点手前は長年2車線でしたが、工事が終われば、車線が増えるでしょう。
堺・松虫方面からのクルマは、長年、近鉄前交差点は7時~22時の間右折禁止となっていました。この車線増により、一部時間帯右折禁止は解除されるでしょうか、それとも左折車線増だけにとどまり、一部時間帯右折禁止はこのままでしょうか。注目です。
あべの筋南行(堺方面)の車道も拡幅されます。この付近は、ほぼ1車線なので、長年、常にクルマの流れが悪い状態く、天王寺バイパス(あびこ筋)に迂回するクルマも多かったことでしょう。渋滞は改善されるでしょうか。
■天王寺駅前~阿倍野間
とてもシュッとしてきました。
古い軌道(上)と新しい軌道(下)です。色の違いがよくわかります。
新しい軌道を、路面電車が走行します。
あべのハルカス側から。
天王寺駅前を南側から見た新旧の軌道敷です。
旧軌道とあべのハルカスです。
■架線柱
あべの筋東側商店街と車道の間には、旧軌道の架線柱が建っています。
「昭5.11」と書かれているので、昭和5年(1930年)11月に建てられたものでしょう。約83年前です。「天阿」とは天王寺駅前と阿倍野のことでしょうね。
この架線柱の架線を支持するのに不要となったので(新しい架線は、上下線軌道の真ん中に架線柱を建てたセンターポール方式)、早晩撤去されてしまうのではないでしょうか。
■阿倍野付近
工事区間南側の阿倍野電停付近。すでに、旧軌道の撤去が始まっているようです。
芝生軌道になるので、工事完了後は雰囲気が一変しそうです。いいですね~。
阿倍野交差点(工事区間南端)から天王寺方面の様子です。
南行(住吉・浜寺駅前方面)の阿倍野電停です。すでに、使用を終えておりました。撤去されるのを待つのみです。
■おわりに
小さいころから私が見慣れた阪堺上町線のこの界隈の様子は、もう少しで一変することでしょう。個人的には、道路上空に電線などが張り巡らされていた雰囲気は好きだったんですけどね。
阪堺線の様子を見に行った際に思い出したのですが、そういえば、天王寺~難波にLRTを新設する構想はどうなったのでしょうか。2015年度着工、阪堺上町線と接続することも想定されているという話だったと思います。2016年度がもう少しで終わろうとしていますが、まったくその動きが見られないですね、、、
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