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[金剛バス] 路線バス事業を廃止。2023年12月20日最終運行

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大阪府南東部の富田林市、太子町、河南町、千早赤阪村を運行範囲とする金剛バスは、路線バス事業を2013年12月20日をもって廃止することを発表しました。

廃止の理由は、乗務員の人手不足・売上の低下等様々な要因があるとのことです。1)

廃止の発表を受け、沿線の4市町村は『富田林市、太子町、河南町及び千早赤阪村地域公共交通活性化協議会』を設置しました。2)

廃止される全15路線(1路線は運休中)のうち、利用者が多い5路線の維持を目指す点は協議会で合意を得たが、残りの路線については不透明だ。

出典)『大阪南部の「金剛バス」廃止 40万人の交通手段いまだ不透明(毎日新聞) – Yahoo!ニュース』<https://news.yahoo.co.jp/articles/55283a4b63186013e07a9d9ef911c6cf0826cf20>-2023年10月18日

路線の維持を目指す5路線とは、

  • 太子町エリアの喜志循環線(年間輸送人員 約7万人)
  • 河南町北部エリアの阪南線(年間輸送人員 約16万人)
  • 河南町南部エリアのさくら坂循環線(年間輸送人員 約14万人)
  • 千早赤阪村エリアの千早線(年間輸送人員 約16万人)
  • 富田林市東南部エリアの東條線(年間輸送人員 約18万人)

で、この5路線については、路線バス協力事業者(近鉄バス・南海バス)と運行協議を進め代替交通手段を優先して確保、それ以外の路線については代替交通の確保に向けて協議していくとのことです。3)

ここからは私見ですが、
バス事業自体が廃止になるということで驚きました。金剛バスは、太子町にある「大阪府立近つ飛鳥博物館」を訪れるときに利用したことがあります。行きは富田林駅からバスに乗り、帰りは喜志駅まで利用した記憶があります。

▲大阪府立近つ飛鳥博物館

大阪府立近つ飛鳥博物館の周辺は住宅地だったので、路線バスがなくなってしまうと付近の住民の足が心配ですね。幸い、近鉄喜志駅と大阪府立近つ飛鳥博物館方面を結ぶ阪南線については、自治体の経費負担で代替交通手段の確保が検討されているとのことです。4)

都市部地方部問わず、全国的に乗合バスの営業収入・バス運転手が減少しており、路線バスの維持が難しい状況が続いております。今後も沿線住民の足が確保されることを願っております。

参考文献

1)『バス事業廃止のお知らせ』令和年9月11日<http://kongoujidousha.com/pkobo_news/upload/78-0link_file.pdf>-2023年10月14日閲覧
2)『富田林市、太子町、河南町及び千早赤阪村地域公共交通活性化協議会について – 富田林市公式ウェブサイト』<https://www.city.tondabayashi.lg.jp/soshiki/29/96585.html>-2023年10月18日閲覧
3)『5.金剛自動車株式会社のバス事業の廃止に伴う新たな公共交通の検討について』<https://www.city.tondabayashi.lg.jp/uploaded/attachment/92588.pdf>-2023年10月18日閲覧
4)『大阪:<金剛バス廃止>5路線 自治体経費負担へ:地域ニュース : 読売新聞』<https://www.yomiuri.co.jp/local/osaka/news/20231005-OYTNT50178/>-2023年10月18日閲覧

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