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[阪神淡路大震災] JR六甲道駅は柱だけが壊れたのでジャッキアップして復旧させた

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▲神戸・メリケン波止場に残る震災以降(2011年2月撮影)

今から30年前、1995年に発生した兵庫県南部地震。神戸・阪神エリア及び淡路島北部に甚大な被害が発生し多くの人が亡くなられ、当地震による災害は阪神・淡路大震災と名付けられました。

発生当時、同じ近畿地方に住んでいた私にとって、見慣れた神戸の街が一瞬にして変わってしまったことに大きなショックを受けました。

交通インフラの大きな被害といえば、阪神高速3号神戸線の倒壊神戸高速線 大開駅の崩壊などが特に多くの人の目に焼き付いていると思いますが、JR神戸線(東海道本線)の六甲道駅も大きな被害を受けました

柱が潰れて1階が消滅した

▲震災で倒壊したJR六甲道駅 出典)『神戸市:JR六甲道駅1』 < https://www.city.kobe.lg.jp/a44881/bosai/disaster/earthquake01/earthquake03/20_nadaku/20_01.html >-2025年1月12日閲覧(神戸市提供)

神戸市灘区にあるJR神戸線(東海道本線)の六甲道駅は、阪神・淡路大震災で倒壊した。高架橋の柱が潰れて、1階部分が倒壊し、線路やホームのある2階部分が沈むといった被害を受けました。

壊れたのは柱だったのでジャッキアップして復旧した

JR神戸線(東海道本線)は、阪神都市間の旅客輸送および日本の貨物輸送の大動脈。この被害によって、本格的な復旧は2年かかるとみられていました。1)

しかし、壊れたのは柱で線路やホームのある2階部分を支えるスラブや梁は無事とのことで、高架橋を持ち上げ(ジャッキアップし)柱だけを新たに作り替えて復旧させるという方針となり、なんと74日で復旧・運転再開となったとのことです。

なお、この復旧の様子を元にしたドラマ化「BRIDGE はじまりは1995.1.17 神戸」が、2019年1月15日に関西テレビで放送されました。私は当時視聴したのですが、この復旧に2年→74日に短縮させるには多大な人の努力があったことをドラマで知る事ができました(なお、駅舎の復旧工事を担ったのは奥村組です)。2)

現在は、U-NEXTで閲覧できるそうです。

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関連サイト

【特集】六甲道の震災と復興~当事者たちが未来へつなぐ思い~ | 特集 | ニュース | 関西テレビ放送 カンテレ
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参考文献

1)『神戸新聞NEXT|連載・特集|阪神・淡路大震災|震災24年目|倒壊駅舎「復旧に最低2年」74日で再建、ドラマに』<https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/24/201901/0011977193.shtml>-2025年1月12日閲覧
2)『無残に潰れたJR六甲道駅、わずか74日で復旧「土木屋の技術と魂の見せ所や」…闇に響く工事音は「街が生き返る」希望:地域ニュース : 読売新聞』<https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/feature/shinsai117/20250108-OYTAT50136/>-2025年1月12日閲覧

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