私はバスに乗り慣れている方だと自負はしています。
しかし、乗りなれない土地のバスは、乗り方、運賃および運賃の支払い方、行き先(経由値)がわからないことから、どうしても億劫になってしまうのが実情です。
☑️乗り場が複雑
☑️間違えた時に帰って来られるかわからない
☑️鉄道路線図に表示されにくい
☑️所要時間がわからない
☑️バス固有のローカルルール(後乗り前乗り)
などで、やはり観光客には不便だなあと先日感じました…”
引用:Osaka-Subway.com@13周年!さんのツイート<https://twitter.com/OsakaSubwaycom/status/982812837813747712>-2018年5月27日閲覧
一方で、幸いにも最近はスマホで外出先でバス事業者の情報を容易に得ることが可能になったこと、ICカードで運賃を支払えるバスが増えたこと、経路検索サイトや地図サイト・アプリでバス経路も含めた移動経路の検索が、簡単にできるようになったことから、前述のわからないという心理的ハードルはだいぶ下がってきたように思います。
でも、やはり初めて乗るバスは、おっ、そういうことなのか、と驚かされることがあるのです。
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とあるところに行きたかったので、東京都のとある駅から小田急バスに乗ることになった時のことです。
小田急バスに乗るのはおそらく初めてだったかなと思います。
目的地までヤフー地図で検索していたので、駅から乗るバスは把握していました。
発車時間前に人が並んでいたのでこのバス乗り場で問題ないだろうと確信。
並んでいてまず考えたことは、このバスでICカード、いやICOCAで支払いができるのだろうか?ということです。
小田急バスという大手のバスなので、関東のICカードはもちろん使えるでしょうが、関東で関東以外のICカードが使えるのか?というのは、初めて乗るバスではいつも気になることなのです。
ICカード、本当に全国利用できるの?まぁタッチしてみるしかないでしょう、、、そんな軽い気持ち。
うん、バスが来た。前乗りなのか、ということは先払いなのは確実だな!ということは、あとは均一料金で先払いでICカードをタッチするのか、区間によって料金が代わるので乗る時と降りるにICタッチするのか、どっちかだな、と頭の中で考えを張り巡らした。
もう、このどちらかだろうと思いこんでいたのだが、すぐにこの考えは甘いことだということがわかるのである。
バスの列が進み、中扉付近を外から見る。整理券発行機ついてる?
ついていないように見えた。そして、順番に並んで運転席でICカードをタッチする時間が近づく。
すると、前の人たちは、バス停名を運転手さんに言ってからICカードをタッチしていたのだ。
え???
そして、上を見上げるといくつかのバス停名と運賃が書かれたLCDの表示が出ているのが目に入った。
あぁ、そういうことなのか。
自分で先に降りるバス停を報告して、その分の運賃をICカードで先払いするのか、と即座
に判断はできた。そういうバスもあるというのは以前に聞いたことがあるので、そこまではスムーズに判断できた(これは、バスに乗りなれない人にそこまで即座に運賃支払いシステムを理解するのは至難の業だと思う)。
運賃の支払い方は理解できた。ただ、ここで別の大問題が生じた。
降りるバス停名をちゃんと覚えておらず、運転手さんにバス停を告げられないのだ。
なぜかと言えば、行きたい目的地に対してヤフー地図の検索を使ってここまで来たのである。
もちろん、降りるバス停も検索で出ているのだがちゃんと頭には入っていない。このバスにとりあえず乗ればOKぐらいの軽い気持ちで乗っているからである。
なので、とりあえずバスに乗って降りるバス停はまたスマホで確認するつもりだったから、降りるバス停をはっきり記憶していなかったのだ。
さぁ、困った。運転手さんに告げないといけないのに何も言えない。わかりませんとも言えない。
しょうがないので、私の後ろに並んでいた人を先に行かせて、その間にスマホを取り出してヤフー地図の検索結果を確認し、降りるバス停を運転手さんに申告したのです。
これで一件落着でした。
あとは自分で降りるバス停で降車ボタンを押して、(自由に)後ろから降りるだけ。
均一運賃出ないバスで、後ろから降りるという体験はなかなかないのでそわそわしてしまいました。
まぁ、でもこのバスを普段から乗っている人にとったら普通のことなんだろうけど。
このように地域が変わればバスは乗り方が違うのです。
バスに乗りなれない人からすれば、この地域によってシステムが違うというのが、バスがよくわからないという心理的な壁になって利用する気を起こさせない原因の一つだと考えています。が、この統一は難しいでしょう。
結論
バスに乗る時は、降りるバス停をちゃんと覚えてから乗ろう!ということを学びました。
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