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大阪市営バス 2002年1月大改編時のおしらせ

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以前、部屋を整理してたら出てきた貴重な資料。2002年、大阪市営バス(現・大阪シティバス)の大改編時のおしらせです。大阪市交通局のホームページを印刷したものです。今から21年も前のものですね!

2002年1月27日、それまであったゾーンバス制度が廃止され、支線と幹線の区分けが消滅。また、地域kコミュニティバスとして赤バスが運行開始されました。この大改編時のおしらせのページです。

幹線・支線の区別がなくなる・それまで試験運行していたコミュニティバス「赤バス」が本格運行となる(2014年に廃止)、というのか当時の大きな変更点ではありますが、支線27号系統と幹線86号系統が統合して86号系統 上新庄駅前~布施駅前といった大阪市東部を縦貫する長大路線が誕生したり、木津川大橋やなみはや大橋を経由するバス路線が誕生したりするなど、驚きの改編だったことを記憶しています。木津川大橋を渡る系統や、2002年に新たに登場した20号系統(あべの橋~平野駅前)、25号系統(加島駅前~東淀川駅前)、93A号系統(福町~御幣島住宅前)はその後の経路変更等を経て完全消滅してしまいましたが。。。

(印刷後のものではありますが)当時のWebの様子もわかる、貴重な資料ではないでしょうか。

ゾーンバス制度とは

▲2002年まで大阪市バスが採用していたゾーンバスシステム時代の路線図(2011年撮影)

ゾーンバスは一つの路線を住宅地内を循環する支線バスと都心部までの幹線を往復する基幹バスに分け、支線バスと基幹バスの接点にバスターミナルを設けて乗り換えをすることでバス交通の効率化を図るシステムである。

出典)元田良孝、田中綾:高齢者のゾーンバスシステムの評価に関する研究、平成14年度土木学会 全国大会 第57回年次学術講演会プログラム 第4部門<http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00039/200206_no25/pdf/212.pdf>

大阪市営バス(大阪市バス)の場合、系統を幹線系統、支線系統、普通系統の3つに分け、幹線系統と支線系統は指定するバス停で乗継が可能なシステムとなっていました。主に幹線系統が都心のターミナルと郊外を結び、支線系統が郊外エリアを運行する系統でした。乗り継ぐ場合は、2回目の乗車は運賃が不要となっており、1乗車分で支線⇔幹線を乗ることができました。

このゾーンバスシステムは2002年1月27日で廃止となり、支線・幹線の区別は消滅しました。が、民営化され大阪シティバスとなった現在においても実はレベルアップしたこの乗継制度が残っており、全ての系統において2回目の乗車は運賃が不要となる乗継制度があります(現在はICカードのみ適用、時間制限あり)。このようなサービスレベルの高い運賃制度は、日本においては大阪シティバスだけではないかと勝手ながら思っています。

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