[記録写真] かつて存在した南港バスターミナル(2011年廃止)

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廃止から今年で10年となる南港バスターミナル。廃止直前の写真を紹介します。

南港バスターミナルとは

南港バスターミナルとは、大阪市住之江区南港に存在した大阪市営バスのバスターミナルで、ニュートラム南港ポートタウン線のフェリーターミナルに隣接したところにありました。2011年3月31日の営業をもって廃止になっています。

南港バスターミナルが開設された時期は私の調査不足で不明です。エスラインナ1)によると1982年4月1日とのこと。フェリーターミナル駅の開業(1981年3月16日)と同時期と思ったのですが、その約1年後にバスターミナルが開業です。(2021年9月23日追記)

外観

東側、ニュートラム・阪神高速湾岸線方面から見たバスターミナルです。バスターミナルのまわりを道路で囲まれています。

バスターミナルの上部には、ニュートラム「フェリーターミナル駅」と南港フェリーターミナルを結ぶ通路が設置されており、フェリーターミナル駅からバスターミナルへ行くのもこの通路を通って途中の階段でバスターミナルのある1階へ降りてきます。

西側・大阪湾方面から見たバスターミナルです。奥に阪神高速湾岸線・ニュートラム「フェリーターミナル駅」があるのが見えます。

こちらはフェリーターミナル駅のホームから見た南港バスターミナルです。

建物内

西側以外の3方に出入り口がありガラス張りなので開放的な雰囲気です。電灯が少ないので建物内は暗いですが。

真ん中あたりに階段があり、フェリーターミナル駅と南港フェリーターミナル駅を結ぶ通路につながっています。

公衆電話スペースや案内所のスペースがありました。かつてはここに係員が常駐していたのでしょうか。

専用バスターミナル利用規定なるものがありました。

バスターミナルと言う名称でしたが、廃止時点で運行していた系統は大阪市バス15号系統(地下鉄住之江公園~南港南六丁目)の1系統のみです。つまりただの途中の停留所でターミナルの役割は果たしていないのです。

1番のりばを発着する南港南六丁目方面の時刻表です。昼間は概ね1時間に1本のみの運行。途中、宮崎・志布志行のフェリーが発着するかもめフェリーターミナルを経由します(現在は大阪南港コスモフェリーターミナル発着に変更)。

2番のりばを発着する地下鉄玉出方面地下鉄住之江公園行の時刻表です。1番のりばの南港南6行と比べて運行本数が多いのがわかると思いますが、実は地下鉄住之江公園~南港バスターミナルの実を運行する区間便(15A号系統)が存在するためです。なので、当バスターミナルはバスの折り返し機能としての役割は果たしています。

古い路線図

バスターミナルの建物内で「調整中」と書かれた掲示をめくると、古い路線図が出てきます。以前はこの南港バスターミナルを境として西方向は16号系統(南港南六丁目~南港バスターミナル)と15号系統(南港バスターミナル~地下鉄玉出)に系統が分かれていました。

現在は16号系統、15号系統、さらに当時は49号系統として(地下鉄玉出~地下鉄住之江公園)を運行していた3系統が合体して 15号系統(地下鉄住之江公園~南港南六丁目)が運行しているといった経緯があります。

調整中の掲示の下にあった乗り場案内も古いです。まだ15号系統と16号系統が分割された時代のものです。

さらに建物を出るとガムテープが貼られた路線図が、、、よくみるとさらに古い路線図です。「幹17」「特44」「支16」などの表記が見られます。2002年まで大阪市バスが採用していたゾーンバスシステム時代の路線図です。

ゾーンバスシステムの詳細については、以下のサイトが詳しいのでリンクを貼っておきます。

大阪市営バスのゾーンバス制度って結局何だったのか?【前編】 – マツダ交通の見たまま

大阪市営バスのゾーンバス制度って結局何だったのか?【後編】 – マツダ交通の見たまま

7つあるバスのりばのうち、3つ以上が使われていたのがわかります。この路線図が稼働していた当時発着していた系統は以下の4系統と推測します。

系統行先経由
支線15号地下鉄玉出北加賀屋
支線16号南港南六丁目(遊泳場前)かもめ大橋東詰
幹線17号コスモスクエア駅前南港税関前
特44号弁天町バスターミナル南港税関前

南港バスターミナルとは関係なく離れたエリアですが、同じ市営交通の情報として北区の赤バスのルート変更やバス停名の変更の案内が貼られていました。平成15年7月と記載があるので2003年7月、つまり撮影時点(2011年)で8年前の案内ですね。。。

のりば付近の様子

7つあるのりばのうち、現在使われているのは北側にある1番のりばと2番のりばだけです。

2番のりばのバスロケです。写真はありませんが1番のりばもバスロケがついています。いや写真撮ってないわけではいんですよ。逆光で真っ黒すぎてインターネットの海に放出するのを躊躇しただけですからね!

その他は使われていないのりば。使われていない標柱もたったままです。

バスターミナルの廃止と、2011年4月1日からバスターミナル外のバス停に発着する案内です。バス停名は「フェリーターミナル駅前」に変更になります。

地下鉄住之江公園行のバスです。

南側のバスのりばです。南側は使われていません。かつてはコスモスクエア行や弁天町バスターミナル行きが発車していました。

東側(フェリーターミナル駅側)ののりばです。

西側・大阪湾、南港フェリーターミナル側へ出ることができる通路です。

周辺の様子

バスターミナルの外には、フェリー乗り場の案内標識が立っています。宮崎志布志東予新門司の文字が見えますね。

2011年4月1日から使用される「フェリーターミナル駅」バス停の標柱です。使用前なのでブルーシートで覆われています。

南港バスターミナルの西側にある大阪南港フェリーターミナルです。私が小さい頃、このフェリーターミナルから東予行のオレンジフェリーに乗ったことを思い出しました。

バスターミナルへ至る経路

ニュートラム南港ポートタウン線 フェリーターミナル駅にある案内板です。南港バスターミナルは「市バスターミナル」として表記があります。

ここに書いてある「大阪南港かもめフェリーターミナルは市バスをご利用ください。」は南港バスターミナルから市バスに乗るということです。なお、かもめフェリーターミナルは2017年に廃止になっています。

南港バスターミナルの表記があります。

前述しましたが、南港フェリーターミナルへの通路の途中に、南港バスターミナルへ降りる階段があります。

分岐部の案内です。

2017年1月時点

2017年1月時点では、このように建物の骨格(柱・梁)のみ残された状態となっています。これは、上を通る通路(フェリーターミナル駅~南港フェリーターミナルの連絡通路)の下部工の一部になっているためだと推測します。

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参考文献

1)『大阪市営バス年表 : エスラインナ』<https://sline-na.blog.jp/archives/39861877.html>-2021年9月23日閲覧

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