※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

宇都宮ライトレール

この記事は約5分で読めます。

路面電車の新規開業としては、75年ぶりとなった宇都宮ライトレール。利用者が増えているとのニュース1)もあり、盛況です。

次世代の路面電車・LRT

次世代の路面電車と言われる、LRT。床が低くホームから段差ないため乗りやすいです。そもそも路面に駅があるので、地下鉄などと違って階段などの上下移動がほとんどなく、大変便利な乗り物です。

LRTとは

LRTとは、Light Rail Transitの略で、低床式車両(LRV)の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、快適性などの面で優れた特徴を有する軌道系交通システムのことです。
近年、道路交通を補完し、人と環境にやさしい公共交通として再評価されています。

出典)『道路:LRTの導入支援 – 国土交通省』<https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/lrt/lrt_index.html>-2024年6月25日閲覧

近年、注目を浴びているLRTですが、既にあった鉄道を改良して開業した富山ライトレールを除いて、日本国内で新たにLRTが開業するところはなかなかありませんでした。しかしこの度、2023年8月、日本国内では75年ぶりの新規開業したということで全国から注目が集まっています。

宇都宮駅前

東北新幹線やJR宇都宮線などが発着する宇都宮駅。宇都宮ライトレールは、この宇都宮駅東口を起点としています。

駅前の広い空間をゆっくり発車する、宇都宮ライトレール。

開業してまだ1年経っていませんが、とても絵になっています。物珍しさに見に来ている人?も多数!

宇都宮駅東口には、LRTの開業に合わせてオープンしたウツノミヤテラスという商業施設があります。この建物の上には、テラスがあり、街中を走るLRT(宇都宮ライトレール)を眺めることができます

こんな感じで宇都宮ライトレールの撮影スポットにもなります。絵になりますねぇ

まちなかを走るLRT

街中に溶け込む、LRT。LRTは街のシンボル2)になると言われます。ただの道路が映える感じでしょうか。

スマホの拡大で撮った写真で画像が粗く申し訳ありませんが、こんな感じで街のシンボルになります。

「街のシンボル」と言ってしまうと、ただのイメージだけになってしまいますが、実際にLRTが開業したことで、LRTの沿線での基準地価の価格上昇がみられるとのことです。

 栃木県は19日、土地取引の目安となる2023年の基準地価(7月1日時点)を公表した。平均変動率は、住宅地が31年連続、商業地は32年連続でマイナスとなったが、下落幅は前年と比べてそれぞれ縮小した。8月開業の次世代型路面電車(LRT)の影響で沿線の価格上昇が目立ち、上昇地点数は前年より大幅に増えた。

出典)『LRT効果、宇都宮市の停留所近くで基準地価が上昇…栃木県全体では前年よりマイナス : 読売新聞』<https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230919-OYT1T50173/>-2024年6月25日閲覧

駅の様子(デザイン)

これは途中駅の「清原地区市民センター前」駅ですが、シュッとしてカッコいいです。ここには、パーク&ライドとして駐車場があるので、ここに自動車を止めてLRTに乗ることができます。

いやー、カッコいいですね

路線案内

前述のとおり、東北新幹線やJR宇都宮線が発着するJR宇都宮駅東口から東に路線が伸びています。終点の、芳賀・高根沢工業団地まで約45分です。

昼間時間帯は、12分間隔でLRTがやってきます(1時間あたり5本の運行)。

途中駅である平石駅は、西行、東行きともに線路が2つあり、LRTどうしで追い越しが可能な配線となっています。

現在は追い越しするダイヤはありませんが、開業時点では各駅停車のみだった宇都宮ライトレールは2024年4月から快速が運行するようになり、将来は追い越し(緩急接続)などを行うダイヤになるかもしれませんね。

平石駅には宇都宮ライトレールの車庫もあり、あまり近づくことはできませんが、遠目に車庫を見ることはできます。

実際、私も見にいきました。運行間隔が12分に1本なので、フラっと途中で降りても気にならないのが魅力ですかねぇ。これが15分間隔だと、ちょっと少ないなぁと感じるところなので(個人的感想)

今後の宇都宮ライトレール

出典)『駅西側ライトライン延伸について | MOVE NEXTうつのみや LRTからはじめる、次の暮らし』< https://u-movenext.net/westside/ >-2024年6月29日閲覧

JR宇都宮駅の東側の区間で開通した宇都宮ライトレールですが、既に今度はJRの駅により西側、東武宇都宮駅方面への延伸が具体化しています

2025年度の軌道事業の特許取得、2030年代前半の開業を目標としています。将来は大谷観光地付近までの延伸も検討しているとか3)

参考文献

1)『栃木LRT利用、4月は過去最多 42万人、就職や進学で増加(共同通信) – Yahoo!ニュース』<https://news.yahoo.co.jp/articles/2e0541132fc843244bbdca43407b9172eeb179a7>-2024年6月25日閲覧
2) LRT等の都市交通整備のまちづくりへの効果、平成23年3月、国土交通省、p.12 <https://www.mlit.go.jp/common/000139693.pdf>-2024年6月25日閲覧

3)『駅西側ライトライン延伸について | MOVE NEXTうつのみや LRTからはじめる、次の暮らし』<https://u-movenext.net/westside/>-2024年6月29日閲覧

タイトルとURLをコピーしました