[北海道] JR根室本線 東鹿越~新得が不通になり1年以上が経ちました

2016年8月末、台風10号によりJR北海道の各線被災してから1年が経ちました。しかしながら、被災を受けた区間のうち根室本線 東鹿越~新得のみが復旧できていません(台風10号被災前から不通だった日高本線を除く)

▲根室本線被災まで運行されていた、帯広発旭川行の快速狩勝(2012年撮影)

自然災害は廃線の引き金? JR根室線復旧見合わせ  :日本経済新聞(2017.7.25)
▽流木放置 廃止に危機感 JR根室線・東鹿越-新得|WEB TOKACHI-十勝毎日新聞(2017.8.28)<http://www.tokachi.co.jp/news/201708/20170828-0027355.php>(リンク切れ

根室本線の東鹿越~新得間(厳密には東鹿越駅~上落合信号場間)、2016年の台風10号により甚大な被害を受けました。

同区間と並行している石勝線も被災しましたが、石勝線は特急・貨物列車が運行する幹線ルートだったこともあり、同年12月には運行再開。また、根室本線の上落合信号場~新得~芽室間も途中、下新得川橋梁が橋脚ごと流される甚大な被害をうけるものの、石勝線と一体で特急・貨物列車が運行する幹線ルートであったため、迅速な復旧により同年12月に石勝線とともに運行再開しました。

一方、根室本線の東鹿越~上落合信号場間は不通のままとなっております。

同区間は、特急などが運行しないローカル線であったことに加え、特に富良野~新得間は2016年11月にJR北海道が発表した「単独維持が困難な線区」に該当したため、復旧させることは存続が前提であり、廃止を検討している路線を復旧させるのはどうかという話から、復旧に向けての動きがストップしてしまっています。

さらに、2017年7月には当区間の復旧費用が10億5000万円であると発表されました。

“同社は今年7月、復旧費用が10億5000万円に上るとの調査結果を示し、「地元との協議結果が出るまで復旧工事を見合わせる」(島田社長)考えを明らかにした。同区間はJR北海道が公表した廃止・バス転換対象でもあり、地元から「このまま廃止になるのか」との落胆の声が上がった。”

via:交通新聞 2017年8月21日

そして、JR根室本線が被害にあってから1年以上が経ちましたが、東鹿越駅~上落合信号場間は復旧工事にいまだ着手しておらず、JR岩泉線や高千穂鉄道のように災害復旧せずこのまま廃止される可能性が高くなっています。

このような存続が厳しい状況の根室本線富良野~新得間ではありますが、まだ利用者がそれなりに多い根室本線滝川~富良野間と一緒に、今後に向けての議論が行われているようです。

“沿線7市町村でつくる根室本線対策協議会は根室線(滝川-富良野間)と合わせて、既に5月にJRを交えた事務レベル検討会議を設置していた。経費削減や利用促進策などについて10月下旬に中間報告をまとめる方向だ。”

via:交通新聞 2017年8月21日

必ずしも廃止・バス転換になる、という方向性でもないようです。

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