[建設記録] 2018年3月17日開業の「衣摺加美北駅」の様子を見てきました

建設中の「衣摺加美北（きずりかみきた）駅」を見てきました。

■近鉄布施駅からバスに乗車

現地へ行くために、近鉄奈良線・大阪線の布施駅から、近鉄バス（40番平野駅行）に乗りました。

この近鉄バス40番。開業する衣摺加美北駅の路線であるＪＲおおさか東線の駅とは接続していないものの、全線に渡っておおさか東線と並行しているバス路線です。

■現地到着

衣摺加美北駅に一番近い、「加美北五丁目」バス停で下車。私を含め、4人が下車しました。西側には団地があります。このバス停には大阪市バス（2018年4月以降は大阪シティバス）も発着しており、こちらは、あべの橋（天王寺駅）～平野区役所を結ぶ30号系統です。

加美北五丁目バス停から東へ向かいます。このあたりは工場が多いです。大阪市の用途地域では「準工業地域」となっています。

建設中の衣摺加美北駅に到着。駅前にコンビニ「MINI STOP」があります。ミニストップのパフェ、美味しいよね。このミニストップは、ホームページを見ると東大阪衣摺店となっていますが、駅開業後は衣摺加美北店に名称変更したりするでしょうか？

1階壁面に「ＪＲ衣摺加美北駅」の看板が設置されています。

東側には、道路の上の壁部分に「ＪＲ衣摺加美北駅」の表示があります。こちらのみ表記しているのは、東側からは駅ということがわかりにくいからでしょうか。

駅舎の反対側、南側。なにやら橋脚が立体交差しています（繋がっていない？）。おおさか東線開業後に新たに駅（ホーム）を設置が決まったため、新たに橋脚を建設したからなんだと思います。

工事中の囲いには、「平成30年春開業衣摺加美北駅」と書かれています。

▲現地の囲いに貼ってあった図を撮影

開業後の新駅舎のイメージ図です。西側に駅前広場ができるようですね。

他にも、進捗状況写真（平成29年12月23日現在）が貼られており、ホームもほぼ完成しているような写真でした。

■駅北側

駅北側から見た、衣摺加美北駅。こちらも、高架橋が立体交差しているようです。

ミニストップの東西の道路から1本北側の道路より北方向（ＪＲ長瀬駅方向）を撮影。かつてこの地上にはJR城東貨物線がありました。（現在はおおさか東線を貨物が走っています）。

■周辺の様子

前述の通り、工場が多いエリアです。駅西側（駅から約300m）の近鉄バスが走るバス通りには、お店がちらほら。コーナンもあります。ちなみに、少し北へ行くと（1バス停分ぐらい）、コメダ珈琲もありました（加美北五丁目バス停の隣のバス停、西柏田バス停より北側）。

▲近鉄バス40番（布施駅～ＪＲ平野駅）が運行する道路

なお、このバス通りの西側の一部は用途地域が第1種住居地域となっており、団地もあります。

反対方向、衣摺加美北駅から北東へ約800mいくと、近年開業した大阪バス（布施八尾線）の長瀬西小学校バス停、駅南東に約800mいくと、同バスの長瀬南小学校バス停があります。

■将来

衣摺加美北駅の開業は2018年3月ですが、その1年後にはおおさか東線の放出～新大阪が開業する予定です。

放出～新大阪間が開業すれば衣摺加美北駅から東海道・山陽新幹線の発着する新大阪駅へ乗り換えなしで1本で行けることになるので、このエリアは交通利便性大向上になると思います。将来は、リニアも新大阪駅を発着することになりますからね。

ただ、心配なのは布施駅から私が乗ってきた近鉄バス40番。布施駅～加美北五丁目～平野駅（ＪＲ）を結ぶバス路線です。

▲加美北五丁目バス停平野駅行時刻表（2016年10月1日改正）

前述の通り、開業する衣摺加美北駅の路線であるＪＲおおさか東線の駅とは接続していないものの、全線に渡っておおさか東線と並行しているバス路線であるため、開業後のバス路線の動向を勝手に心配してます。

なんせ、10年ぐらい前には日中、1時間に3本程度走っていたハズなのですが、現在はほぼ1時間に1本程度しか走っていませんから。特に東大阪市内のバス路線は、減便や廃止が相次いでいるので、この路線も心配であります。この地域から一番近い主要な商業地域は布施（東大阪市）でしょうし。

■おまけ

この後、衣摺加美北駅から再び近鉄バス40番（平野駅行）に乗車。終点ＪＲ平野駅からＪＲ大和路線（関西本線）に乗車し、天王寺へ。

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