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[阿佐海岸鉄道] DMV導入に伴う甲浦駅工事の様子 2020.02(モードインターチェンジ編)

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2020年度にDMVの運行開始を予定している阿佐海岸鉄道ですが、甲浦駅(高知県東洋町)の工事が進んでいます。

甲浦駅ではDMV導入に合わせて、鉄道モードとバスモードを切り替える「モードインターチェンジ」と鉄道高架橋と地上を結ぶ「斜路」が整備されます。このモードインターチェンジの工事の様子について紹介します。

↓斜路の様子についてはこちらで説明しています↓

モードインターチェンジとは?

DMVの最大の特徴は、1つの車両で道路と線路を両方を走ることができる、というものです。

この道路走行と鉄道走行の切り替えをモードチェンジと言いますが、この切り替えを行う場所がモードインターチェンジというものです。

出典:DMVに関する技術評価検討委員会1)

このモードインターチェンジが、甲浦駅に設置されます。設置される場所は、現在の甲浦駅のホームがある高架橋上に設置されます。

出典:第5回DMV導入協議会 資料2)

ホームの様子

列車の停止位置が北側(海部方)に移動しています。

土嚢のようなものを積んだ、簡易な車止めが設置されています。

列車の停止位置が海部方に移動しているのは、もともと列車が停止していた位置にモードインターチェンジが設置されるためでしょうか。このあたりにモードインターチェンジが設置される予定です。

モードインターチェンジ設置位置付近

車止め(制走堤)がなくなっています。そしてその先に橋梁の工事が行われています。

2019年6月の様子。この時は車止め(制走堤)がありました。

ホーム手前の階段付近。ちょうどこの階段の横の線路部分に、モードインターチェンジが設置される予定です。

2019年6月の様子。この時は列車の停止位置が待合室の前でした。比べると、停止位置がかなり海部方に移動しているのがわかると思います。

モードインターチェンジより斜路側の様子

モードインターチェンジより斜路側では橋梁の工事が行われています。鉄筋が組まれています。コンクリートを打設するために型枠を組む直前でしょうか。

斜路へ繋がる橋梁です。この橋梁も斜路の一部に含まれるのかもしれませんが。

2018年8月の様子。駅舎の屋根が見え、その向こうには何もありませんでした。

2019年6月の時点では、駅舎に囲いがされているものの、まだ橋梁の工事は行われていませんでした。下部工の工事が行われていた時期です。

階段からホーム方向を見た様子です。

2018年8月の様子。車止め(制走堤)がここにありました。

甲浦信号場?

阿佐海岸鉄道の終点はこの甲浦駅ですが、DMVが導入されると甲浦駅ではなく甲浦信号場になってしまうようです。

出典:DMVに関する技術評価検討委員会 会議資料1)

技術評価検討委員会の資料1)を見ますと、海部と宍喰はそれぞれ海部駅宍喰駅と記載があるのですが、阿波海南と甲浦は阿波海南信号場甲浦信号場と書かれているのです。

甲浦駅のお客さん乗り降りは、高架上ではなくバスモードの地上のバス停で行われるようです。それに伴い、鉄道としては駅ではなくなるから、でしょうか。

過去記事

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[参考文献]
1)『DMVに関する技術評価検討委員会 会議資料』<https://www.mlit.go.jp/tetudo/content/001325291.pdf>
2)『第5回DMV導入協議会会資料』<http://asatetu.com/wp-content/uploads/2020/02/%EF%BC%88%E8%B3%87%E6%96%993%EF%BC%89%E7%AC%AC5%E5%9B%9E%E9%98%BF%E4%BD%90%E6%9D%B1%E7%B7%9ADMV%E5%B0%8E%E5%85%A5%E5%8D%94%E8%AD%B0%E4%BC%9A%EF%BC%88PP%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%89.pdf>

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