リニューアル前のメトロこうべ中間通路の様子

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新開地駅と高速神戸駅間を結ぶ連絡地下通路「メトロこうべ中間通路」のリニューアル工事が2021年7月から始まりました。工事完了予定は2022年3月末となっています。

そのリニューアルされる前のメトロこうべ中間通路の様子を紹介します。

メトロこうべ中間通路とは

メトロこうべとは、阪神電鉄神戸高速線の新開地駅と高速神戸駅間をつなぐ地下街です。

メトロこうべ

地下街のお店は新開地駅および高速神戸駅付近にたくさんありますが、その新開地駅の地下街と高速神戸駅の地下街を直接結んでいるのが、メトロこうべ中間通路です。

▲メトロこうべ中間通路付近の案内図

リニューアル(美装化)は、より快適で安全に利用していただける地下通路とすることが目的です。

 これまで、メトロこうべ地下通路では、見て楽しいトリックアート作品の設置や、卓球場の リニューアル等、様々な活性化施策を行ってまいりましたが、今回のリニューアルではその集 大成として、『「まち」と「まち」をつなぐ明るく賑わう地下通路』をコンセプトに、地下通路 全体の内装改修を行います。
 また、通路の玄関口となる新開地駅東改札口と高速神戸駅西改札口の構外コンコースの美装 化もあわせて行うことで、より快適で安全にご利用いただける地下通路とします。 この美装化工事は、国土交通省の都市構造再編集中支援事業として、国及び神戸市からの補 助を受けて実施します。

出典: 『新開地駅・高速神戸駅間連絡地下通路をリニューアルします 2021年7月21日』<https://metrokobe.jp/wp-content/uploads/2021/08/metrokobechuukantsuuro.pdf>-2021年9月6日閲覧

なお、地下駅と地下駅の改札外をその地下鉄道の真上を通って直接結んでいる例としては、大阪の京阪淀屋橋駅~北浜駅間の連絡通路や京都の阪急烏丸駅~河原町駅間連絡通路があります。後に写真で紹介しますが、地下通路がそれならに幅広いという点では京阪淀屋橋~北浜間の連絡通路に似ているかもしれません。京阪の方はお店とか全くありませんが。

新開地側

ではさっそくリニューアル前の様子を紹介していきます。主に、新開地駅側(西側)→高速神戸駅側(東側)に紹介していきます。

全体の様子

ます新開地駅側から。このあたりからリニューアルされるエリアになると思います。ちょっと薄暗い雰囲気。

神戸高速鉄道のホームページ2)では、「より快適で安全にご利用いただけるよう美装化工事を実施します」と記載があったので、薄暗いことによる不安感を取り除く、というのもリニューアルの理由なのかもしれません。

最近フォントに対して気になるようになってきたのでたぶん207さんのおかげです、写真撮っておきます。リニューアルされたらこの案内板もなくなってしまうかも?この案内板が光っていないから暗く思ってしまうのかもしれません。いや、これもともと光らないやつかもしれませんが、、、?

後に写真でも紹介しますが、メトロこうべの中間通路は卓球場が有名。なんと地下に卓球場があるのです。

新開地側にある案内板です。一番下の第2卓球場は後で上から貼ったような感じが。今はもうありませんが、かつてはゲームセンターがこの中間通路にあり、一番下はゲームセンターが記載されていたのかもしれません。

少し歩くと地下通路に柱がなくなり、こんな感じです。

トリックdeアート

新開地側には途中からトリックアートが描かれています。何もない地下通路を絵だけで賑やかにするのにはトリックアートが定番なのでしょうか。大阪駅桜橋口~西梅田間の地下通路にもトリックアートがありましたが、寂しいことになくなってしまいましたね。

トリックアートは、神戸高速線(神戸高速鉄道)およびメトロこうべが開業した当時・昭和40年代の三宮・新開地の懐かしい風景となっています。こちらは阪急三宮の風景です。正面の建物は阪神淡路大震災で被害を受け解体された神戸阪急ビル東館です。

この位置には2021年4月に神戸三宮阪急ビルが開業しています。

竣工した、神戸阪急ビル東館 建設工事の状況 21.09
阪急電鉄は2021年春の竣工を目指して「神戸阪急ビル東館 建替計画」を進めています。神戸市営地下鉄(山手線)との乗り換えの利便性の向上や公共的空間の創出を図るなど駅の整備を一体的に行うとともに、阪神・淡路大震災で被災し解 ...

ネコがこっち見てますよ。

こちらは神戸高速線(神戸高速鉄道)開業時の新開地です。新開地は今でも繁華街ではありますが、かつては「東の浅草、西の新開地」と謳われるほどの一大歓楽街かつ全国有数の娯楽のメッカでした。1)

手前は神戸市電です。神戸高速鉄道の開通と入れ替わるように廃止になりました。

新開地の歴史については、以下のサイトが詳しいです。

神戸新開地の歴史-繁華街の賑わいのあと
神戸の繁華街の一つ、新開地。そこは戦前は神戸一の歓楽街として隆盛を極めた。戦後は三宮に押されその地位を譲ってしまうが、かつての勢いを取り戻そうという動きもある中、歴史をもう一度見直してみる。

こちらは阪神三宮の風景です。正面のそごうは、今は阪急百貨店に代わっています。直結しているのは阪神の三宮駅ですが。かつての時代を映す貴重な絵だと思います。

メトロこうべの東側(高速神戸駅)の一番奥から西側(新開地駅側)までの距離は往復で約1.4km、往復歩くと約20分とのこと。これを24往復すると神戸~大阪までの距離になるそうです。大阪まで近い!さらには375往復、つまり1年ちょっと毎日往復すると神戸から東京まで行けてしまうそうです。そう考えると、東京まで意外と近いですね。

中央部(新開地側)

少し高速神戸側に進むと通路に柱が登場し、通路幅も広くなります。

神戸の風景を表した絵が描かれています。

柱の配置は下の線路の配置から決まっている?

柱が登場すると先ほど書きましたが、これは真下に走っている神戸高速線の線路の位置から決まっているのでは?と思いました。

こんな感じ?

新開地駅側を見た様子。ここは新開地駅の下り線(西代・姫路方面への線路)から中線(2番線)へ分岐する場所なのでは??

第2卓球場

第2卓球場です。ここから高速神戸駅まで残り直進300メートルだそう。ここにはかつて毒舌を言う萌えキャラ美少女キャラのポスターが貼ってあるゲームセンターがあったそうなのですが、2015年に閉店したそうです。3)

2016年頃に新開地に来たことがあり、そのゲームセンターに行ってみたかったんですが、既に閉店してのを知らなかったんですよね。ポスター見てみたかった。

リニューアル後のイメージ2)では、天井のリニューアルも行われ覆われるようなので、土木好きにはたまらない(?)、梁が丸見えなのは今だけかもです。

まぁ、天井にいろいろ何か吊ってあるのがそのまま丸出しになっているのはあまりスマートな光景とは言えないかもしれません。元町にあるブルーボトルコーヒー神戸の店内のような天井のダクト丸出しは絵になってカッコいいのですが。

卓球場

第2卓球場より高速神戸駅側(東側)に卓球場があります。こちらが元から存在した卓球場です。なお、鉄道プレス3)によると第2卓球場と卓球場の間にはストリートピアノがあったそうですが、撤去されていました。
なお、神戸高速鉄道のホームページによると、美装化後のイメージではストリートピアノが描かれているため、復活するかもしれません。

古書店

卓球場よりさらに高速神戸駅側に進むと古書店があります。この古書店もリニューアル後は残るのでしょうか。

207さんの鉄道プレスによると、ここにも古書店があったそうです。3)

昔なつかしわくわくさんぽ道

高速神戸側の壁面にも絵が描かれていました。こちらには神戸の簡単な歴史が紹介されています。

 

1967年(昭和42年)の国鉄(今のJR)神戸駅前の様子です。神戸高速鉄道の開業1年前ですね。

 

こちらは1954年(昭和29年)の三宮2丁目。シネ・リーブル神戸のあたりです。左に神戸銀行分館と書かれていますが、神戸銀行といえば今の三井住友銀行の前身ですね。
神戸銀行→太陽銀行と合併し太陽神戸銀行→三井銀行と合併し太陽神戸三井銀行さくら銀行→住友銀行と合併し三井住友銀行

現在はこの神戸銀行分館にはみなと銀行がありますが、みなと銀行はさくら銀行(元が神戸銀行)から店舗が過去に何店舗も営業譲受4)されており、神戸銀行とみなと銀行はいろいろ関係が深いようです。

奥には阪急三宮駅やそごう(今の阪急百貨店)が見えます。

神戸タウン側

中間通路の高速神戸駅側は、メトロこうべの神戸タウンにつながっています。ここからは雰囲気が変わり、お店がたくさん並んでいます。神戸高速鉄道のホームページ2)によると、リニューアルの範囲は、中間通路と新開地駅東改札口、高速神戸駅西口の3箇所しか記載されていませんが、美装化工事の位置図にこの付近も含まれており、このお店が並んでいるエリアが改装されるかどうかは不明です。

高速神戸駅

その先歩いていくと、高速神戸駅に到着。ここは西改札口ですが、神戸高速鉄道のホームページ3)を見ると、西改札口の構外コンコースも美装化さます。

「高速神戸」駅という何やら速そうな駅名となっています。初めて見ると?となりそうですが、これは近隣してJR(旧国鉄)の神戸駅があり、同じ神戸駅だけどこちらは区別するために神戸高速鉄道神戸(開業当初は阪神電鉄神戸高速線ではなく神戸高速鉄道東西線でした)という意味合いで名づけれたものだと思っています。公式に名前の由来が書かれた資料は見たことないのですが、おそらく間違いないでしょう。

他には同じように高速長田駅というのもあります。

面白いことに、高速神戸駅はここより東は阪急と阪神に分かれて、どちらも三宮(神戸三宮駅)および大阪梅田駅に行くことができます。どちらへも大阪梅田行の特急が運行しています。

大きな表示には阪急のみ「梅田」が書かれておらず大阪と表記されていますが、これは何か理由があるのでしょうか。

 

以上、リニューアル前のメトロこうべ中間通路でした。

参考文献

1)『「新開地」まちの変遷 | 新開地ファン』<https://shinkaichi.or.jp/history/>-2021年9月6日閲覧
2)『新開地駅・高速神戸駅間連絡地下通路をリニューアルします 2021年7月21日』<https://metrokobe.jp/wp-content/uploads/2021/08/metrokobechuukantsuuro.pdf>-2021年9月6日閲覧
3)『【神戸高速鉄道】改装する「メトロこうべ」に行ってきました | 鉄道プレス』<https://207hd.com/post-17726/>-2021年9月6日閲覧

4)『沿革|会社情報|みなと銀行について|みなと銀行』<https://www.minatobk.co.jp/about/company/history.html>-2021年9月10日閲覧

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