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[神戸観光] 月見山と月見台

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月見山』と言えば、車を運転する人にはなじみのある地名だと思います。阪神高速3号神戸線の終点「月見山インター」です。 その先が第二神明道路になっているので、神戸線と第二神明道路の境界点でもあります。

ラジオの道路交通情報でも、月見山から環状線まで〇〇分などとアナウンスされることも多いですよね。

月見山。『月見』という名前の通り、月見の名所なのです。

在原行平 月見の松跡(月見山)

源氏物語の主人公、光源氏のモデルといわれている 在原行平(在原業平の兄)が、須磨で月見をした松が月見台付近にあったといわれています。

出典:園内の見どころ・施設 | 神戸市立 須磨離宮公園<https://www.kobe-park.or.jp/rikyu/facility/>-2019年11月13日

紫式部は琵琶湖(瀬田川)の水面に映る名月を眺めながら須磨の月を想い、源氏物語の重要な転換場面である「須磨の巻」を描いたとのこと。こうして、須磨は月の名所となり、江戸時代には松尾芭蕉が月に憧れて須磨を訪れています。1)

琵琶湖(瀬田川)と須磨は意外な接点があったのです。

また、月見の松跡(月見山)のすぐ南には、月見台休憩所があります。

月見台休憩所

約1,000年前の平安貴族、在原行平が月見をしたと伝えられている月見の名所。展望がすばらしく、大阪湾を一望でき、和歌山の友ヶ島や淡路島まで見ることができます。

出典:園内の見どころ・施設 | 神戸市立 須磨離宮公園<https://www.kobe-park.or.jp/rikyu/facility/>-2019年11月13日
須磨離宮公園にある月見台休憩所からの眺め

この通り、月見台休憩所からは大阪湾の向こうの和泉山地まで望むことができます。訪れたこの日は晴天だったので、海も空も青く美しかったです。

月見山は阪神高速のインターチェンジの名称だけでなく、 「月見山駅」 として山陽電車の駅名としても残っています。

月見山という地名は知っていても、どんなところか知らない方も多いのではないのでしょうか。

一度、須磨離宮公園にある月見山・月見台に足を運んでみては?

神戸市立須磨離宮公園

[参考文献]
1)千年の月あかり「月見山」(月見台展望台に掲示している案内板)

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