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生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2017(#イケフェス大阪2017) 前編

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あいにくの雨でしたが、今年(2017年)の10月28~29日に開催の「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2017」(通称・イケフェス)に参加しました。

イケフェス大阪2017 | 生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2017

西長堀アパート

カドヤ食堂でラーメンを食べて、まずは西長堀アパートに行きました。

昭和33年完成の「西長堀アパート」がリノベーションで甦る!募集住戸のモデルルームと当時のままの住戸「復刻住宅」を公開!Нет architecture

1958年に日本住宅公団(現・UR)が建設し、東の晴海・西の西長堀とも言われた、日本最初期の高層アパートです。

”外壁には無数の小窓が整然と並び、オフィスビルを思わせる外観となっている。初期の家賃は2DKで16,500円であり、当時の大卒初任給の1.4倍であった。

 

この住宅には著名人の居住も多く、作家の司馬遼太郎女優の森光子当時プロ野球選手だった野村克也作詞家の石浜恒夫などが居住していた。

耐震性に問題があるとして2005年頃から新規入居が停止されたが、耐震補強を含む大規模なリノベーションを行い、2016年に新規入居募集を再開した。”

via:西長堀アパートWiipedia

作家、司馬遼太郎さんはここで新婚生活を送っていたとのことです。

募集当初の様子をできるだけ再現した部屋(住宅)を見学できました。

お風呂もあります。

ここはリノベーション住宅としても有名で、もちろんリノベーションした住宅(部屋)も2部屋見学できました(写真は撮りませんでしたが)。

1階、エントランスホールには吉原治良さん作の壁画もあります。

西長堀駅の昔の料金表

これはイケフェスとまったく関係ないですが、西長堀駅に現在は使われていない大阪市営地下鉄の料金表の残骸?が残っていました。

今里筋線がまだ開通しておらず、長堀鶴見緑地線の西大橋~大正間や門真南、大阪港トランスポートシステムの路線の駅名も記載がないので、相当古いものだと思います。

駅名の記載がないのは、まだこれらの路線が開通しておらず、駅名が決まっていないのでフォーマットだけ先に製作したからでしょうか。

駅名が記載されていない区間である、長堀鶴見緑地線の心斎橋~大正間と鶴見緑地~門真南間の開通が1997年8月、大阪港トランスポートシステムのテクノポート線(現・中央線)大阪港~コスモスクエア間とニュートラムテクノポート線(現・南港ポートタウン線)中ふ頭~コスモスクエア間の開通が1997年12月なので、少なくとも20年前に作成されたものだと思います

新桜川ビル

西長堀駅から千日前線に乗って、桜川駅へ(一駅)。

丸い外観が特徴の店舗・事務所と住宅が混在したビルです。

千日前通と新なにわ筋が交差する、汐見橋交差点の南東角に位置します。ここでは共用部のみの見学をしました(リノベーション住戸特別公開も行われていました)。

丸い外観が特徴で、中は普通かと思いきや、廊下(通路)も丸くなっていて驚きました。

1958年建設ですが、斬新なデザインだと思いました。

この次は、南船場の原田産業の大阪本社ビルに向かいました。

「後編」に続く

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