JR紀勢本線とは、三重県南部と和歌山県南部に位置する紀伊半島をぐるっと海沿いを回る鉄道路線です。この紀勢本線は海岸の絶景が多く眺められる区間が多いことで有名です。今回は、その絶景区間のうち、古座~紀伊田原の区間を紹介します。
和歌山・白浜方面から紀伊勝浦・新宮方面へ向かう車窓で紹介します。古座~紀伊田原間は、紀伊半島の南端で潮岬のある「串本」と和歌山県東端の主要都市「新宮」の間に位置します。特急停車駅で言えば、古座駅~太地駅の間にあります。
※新宮方面へ向かう場合は右側の車窓、白浜・和歌山・新大阪方面へ向かう場合は左側の車窓がおススメの車窓となります。
古座駅を過ぎると古座川を渡り、トンネルを抜けると紀勢本線と同じように紀伊半島をぐるっと回る国道42号線に並行するように電車は走っていきます。
途中、トンネルを抜けると今度は線路と道路の配置が入れ替わって、線路(紀勢本線)の方が海側を走るようになります。
岩がゴツゴツなのが特徴的。
熊野灘に張り出した平らな岩礁は、完新世に地殻変動で離水した砂岩や泥岩からなる波蝕棚である
出典)昭文社:レールウェイマップル 全国鉄道地図帳、2020年12月、p.129
このあたりが特にゴツゴツ。
最後、国道42号線のこ線橋(線路をまたぐ橋)をくぐって絶景車窓区間は終了です。この区間は、紀勢本線の他の絶景車窓区間と比べて、絶景を眺められる車窓の距離(時間)が長いのが特徴なのです。
おわりに
なお、古座~紀伊田原間は、新大阪駅・天王寺駅・和歌山駅などから特急くろしお号新宮行に乗れば観に行くことができますが、新大阪駅から3時間40分ほどかかります。
参考サイト
【紀勢本線の絶景車窓4選】海が見える区間-紀伊田辺~新宮篇-|あまぼしすずめは働かない
和歌山県~三重県にまたがる紀勢本線に乗りました。この路線は海沿いを走る鉄道なため、車窓には海が広がる区間が多いです。今回は紀伊田辺駅から新宮駅まで、特に綺麗だと思った景色5選と、海が広がる区間や、海が見える駅をまとめました。
関連サイト
https://www.toretabi.jp/travel_info/entry-3406.html
和歌山県ホームページ Wakayama Prefecture Web Site
きのくに線の駅及び沿線風景の写真を掲載する