2020年の初詣に、當麻寺に行きました。
當麻寺とは
當麻寺は、奈良県葛城市にある1400年の歴史のある高野山真言宗のお寺です。聖徳太子の弟・麻呂古王が創建した万法蔵院をはじまりとし、白鳳時代(681年)に河内から當麻に移ってきました。1)2)
参道
近鉄南大阪線「当麻寺」駅から西へ約15分参道を歩いたところに當麻寺があります。お寺の名前は當麻寺ですが、駅名は当麻寺です。
参道です。写真左にある立派な建物は、かつて旅籠(旅人向けの宿屋)だった「釜めし玉や」です。3)
大和ポーク角煮の釜めしが美味しかった。絶品です。
境内
境内は自由に散策できます。
左が講堂、右が金堂。これらの拝観には拝観料が必要です。
テントウムシがいました。
曼荼羅堂
當麻寺にはいくつか建物がありますが、メインの一つがこの曼荼羅堂。曼荼羅堂には重要文化財「文亀曼荼羅」が祀られています。4)
當麻寺には、中将姫さまが織った當麻曼荼羅が有名です。
當麻曼荼羅は、中将姫さまが一夜で織り表したという尊い伝説で知られる4メートル四方の大画幅で、極楽浄土の教えが壮麗に描かれています。奈良時代に原本が表されて以来、全国的に絶大な信仰を集め、代々、写本が作られて大切に受け継がれてきました。
出典:『當麻曼荼羅 | 當麻寺 中之坊と伽藍堂塔 -奈良県 葛城市-』4)
現在は「文亀曼荼羅(重文)」が曼荼羅堂に祀られ、當麻寺のご本尊として仰がれています。
中之坊
中之坊は當麻寺最古の僧坊(僧や尼僧が生活する宿舎)であり、中将姫さまの守り本尊である「導き観音さま」を祀っています(庭園、書院などは拝観料が必要)。5)
胃腸薬「陀羅尼助」が売られています。
當麻寺奥院
當麻寺のさらに奥(西側)には、當麻寺奥院があり、浄土庭園や宝物館、二河白道の庭があります。
おわりに
近鉄「当麻寺駅」のすぐ近くでは、中将餅(よもぎ餅)が有名とのこと。
この日は年始ということでお店の営業はしていなかったため、中将餅は食べませんでした。食べてみたかった。
[参考文献]
1)當麻寺 中之坊と伽藍堂塔 -奈良県 葛城市-<http://www.taimadera.org/history/index.html>-2020年1月7日閲覧
2)創建と変遷 | 當麻寺 中之坊と伽藍堂塔 -奈良県 葛城市-<http://www.taimadera.org/history/p1.html> -2020年1月7日閲覧
3)玉やとその周辺 | 奈良県葛城市 當麻寺 釜めし玉や<https://taima-tamaya.com/history/> -2020年1月7日閲覧
4)當麻曼荼羅 | 當麻寺 中之坊と伽藍堂塔 -奈良県 葛城市-<http://www.taimadera.org/cultural/index.html>-2020年1月7日閲覧
5)拝観案内| 當麻寺境内図 | 當麻寺 中之坊と伽藍堂塔 -奈良県 葛城市-<http://www.taimadera.org/guide/map.html>-2020年1月7日閲覧
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