大阪難波駅と尼崎駅を結ぶ阪神なんば線では、高潮・地震・津波に対する防災上の観点から新淀川を渡る淀川橋梁の架け替え工事が進んでいます。その工事の一環として、淀川右岸にある福駅の高架化工事(地上にある駅を高架駅にする工事)の様子を見に行ってきました。
3ヶ月ぶりに訪れましたが、前回と同様興味深いものがいろいろ見れました。2022年10月1日未明に、福駅周辺の大阪難波方面の線路(上り線)が現在線から仮線に切り替えられ1)、かなり様子が変わっています。
【追記】2023年3月に再びこの地を訪れました。記事はこちらから。
改札内(ホーム)の様子
福駅の全体の様子です。大阪難波方面の線路とホームが東側に移設されています。
そしてこれまで使われていた大阪難波方面のホームの解体工事が進んでいます。
解体って、こんな感じで行われるのですね。先にホームの板を切り取って、あとで梁とか柱を撤去するようです。なかなか目にすることができない光景です。
解体が進むホームの真横に、阪神なんば線が乗り入れる近鉄電車(普通 東花園行)が入線します。
工事用の踏切?
福駅の北側に珍しいものがありました。どうも、工事用の車両や人が線路を渡るために設置された工事用の踏切のようです。一般の人は使えない踏切です。
大阪難波方面の線路だけに設置された踏切となっており、ちゃんと電車が通る時には踏切が鳴動し遮断機が降ります。
なお、この後昼頃になると電車は通らないのに踏切が閉まったままになっていました。作業員の方のお昼休憩でしょうか。出入りがない時間帯は閉まったままになっているんですかね?
福駅の南側
福駅の南側、姫島通(市道福町浜町線)と交差する箇所にある福駅東踏切です。
線路が3本設置されていますが、真ん中は途切れています。途切れているのは2022年9月30日までに使われていた大阪難波方面行きの線路です。
福駅の北側
福駅の尼崎側にある福駅西踏切です。こちらも3本線路がありますが、同様に現在は使われていません。
感覚でしかないですが、阪神線なのに近鉄電車の方が多く走っているようなイメージがあります。
参考文献
1)『【阪神なんば線】線路切り替え工事 福駅周辺 – YouTube』<https://www.youtube.com/watch?v=gJzWNw-beSk>-2022年12月10日閲覧