2031年のなにわ筋線 大阪駅~JR難波駅・新今宮駅間の開業を目指して、大阪市内ではいくつかの箇所で工事が進められています。
今回は、中間駅の一つであり、京阪電鉄中之島線との乗換駅となる、(仮称)中之島駅の工事の様子を地上から見てみます。
幹線道路 なにわ筋の真ん中で工事中
大阪市内を南北に貫く幹線道路の一つ、(計画の)路線名の元になっているなにわ筋の真ん中が工事現場となっています。ここの下に地下駅が検察されます。
なにわ筋は片側3車線、全部で6車線の道路ですが、北行き・南行きともに1車線ずつ削られて工事が行われています。
工事区間の北端(大阪駅側)、玉江橋の南詰です。ここで乗換が可能な京阪中之島線となにわ筋線が交差する予定です。
工事工程表や道路規制計画1)によると、2023年9月現在は「仮土留壁工・中間杭打設・地盤改良工事・路面覆工」が行われるとのこと。これから地面を掘っていくための準備工事ですね。最終的には地上から約45m~50mぐらいまで土を掘っていくそうです。
大阪市内で最も深い駅が、Osaka Metro(大阪メトロ)長堀鶴見緑地線の大阪ビジネスパーク駅で地下32~33mなので、(仮称)中之島駅はそれより深い駅となります。
オレンジ色の建設機械は、仮土留壁造成マシンのようです。土留杭部削孔・造成に使われる機械です。1)
工事区間の南側(なんば側)、常安橋から見た様子です。中之島駅の工事の横のエリアには空き地があり、再開発が行われる予定です。このあたりのエリアは、特定都市再生緊急整備地域に設定されており2)、なにわ筋線の開業時には、大きく街の雰囲気が変わりそうですね!
京阪中之島駅との連絡通路が設置される予定
京阪電鉄中之島線 中之島駅の構内図です。前述しましたが、京阪中之島駅となにわ筋線が乗換できるようになります。
なにわ筋線側へ行くには、京阪中之島駅の改札から結構歩かないといけないのが、心配です。通路も微妙にカーブしているので、歩く歩道動く歩道も設置しにくいのかな?と思ったり。
この地図に左上から、なにわ筋線中之島駅の連絡通路ができるのかな?なにわ筋線との乗換用に、こっちがわに新たな改札が設置されたら便利なのですが。。。
将来はここの壁がぶち抜かれて、なにわ筋線への連絡通路ができるのでしょうか。
参考文献
1) 関西高速鉄道株式会社:なにわ筋線中之島駅部土木工事 工事説明会<http://kr-railway.co.jp/pdf/210629nakanoshima.pdf>-2023年10月28日閲覧
2) 大阪市:特定都市再生緊急整備地域の整備計画(令和3年9月変更)<https://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/cmsfiles/contents/0000366/366091/210913seibikeikaku.pdf>-2023年10月28日閲覧