吹田市立博物館に、クルマではなく公共交通で訪れたいとします。
どうやって訪れようか考える時、まず最寄り駅はどこかを調べると思います。吹田市立博物館のホームページか、Google MapsやYahoo!マップで、『吹田市立博物館』を入力して調べることができます。最寄り駅のJR京都線(東海道本線)岸辺駅から徒歩20分の立地です。人によっては徒歩20分はツライですね。
じゃあ、次はバスはないかなと調べます。
吹田市立博物館のホームページを調べると、
アクセスの方法が多すぎです!
JR吹田駅の近くに住んでいる人なら、一番上の欄だけ見れば良いと思いますが、例えば大阪市内から訪れようとした場合、どのルートが最適なのか、これで判断するのは困難です。
JR吹田駅からバス?阪急吹田駅からバス?桃山台駅からバス???
ややこしいことは考えたくないので、大阪駅からアクセスしやすいJR吹田駅からバスに乗りたいと決め打ちしたとします。
下車停留所は、「紫金山公園前」バス停、「五月が丘西」バス停、「佐井寺北」バス停の3つが候補となります。え、どのバス停が最適なの?
ホームページの情報によると、「紫金山公園前」バス停からの徒歩時間が4分で最も近く、乗車時間も10分と最も短いので阪急バス4系統に乗りたいと思うかもしれません。ただし、阪急バス4系統の運行頻度は1時間に1本しかありません。ならば、1時間に2本運行している阪急バス20系統に乗って「五月が丘西」バス停で降りる方が便利そうな気がします。
でも1時間に2本だとしたら、運行間隔は約30分に1本かもしれません。行きたい時刻に都合のよいバスが来るとは限りません。もしかしたら、阪急バス2系統の方がちょうどいい時間にバスが運行しているかもしれません。そうなった場合、どれが最適かパッと判断できません。
時刻表を調べるには阪急バスのホームページを見ると思いますが、3つの系統を横断的に時刻表を調べて、さらに乗車時間と徒歩時間を考えて、どの系統に乗ってどのバス停で降りるのが最適かを調べるのは骨が折れる作業です。
まだ、吹田市立博物館のホームページにここまで細かいアクセスが乗っているから調べやすいのですが、これがアクセスの案内でただ最寄りバス停が書いてあったり、アクセス案内がないところに訪れようとした場合、どうやって調べたらいいの??って途方にくれるかもしれません。
ここで便利なルート検索
このようにアクセスがバスになると、途端に最適なルートを調べるのが、超ハードモードになります。今はバス事業者のホームページ充実しているので以前に比べて調べやすくなったと思いますが、それでも難易度の高い作業です。また、バス事業者によって時刻表の調べ方が異なるので、初めて見るバス事業者のホームページの時刻表ページへのたどり着き方を把握するのも大変です。
そこで、便利なのがYahoo!マップ、Google Mapsのルート検索です。
例えば、Yahoo!マップで、吹田市立博物館への経路検索をすると。。。
バスルートを含めた、吹田市立博物館への最適なルートが出てきます!なるほど、桃山台駅からバスだと、天王寺方面からだと乗換がたった1回で行けますね。出発時間や到着時間に対応した最適なルートが出てくるのです。
また、Google Mapsで調べてみると、、、
お?こちらだと桃山台駅ではなくJR吹田駅からの乗換が出てくるのですね。これはソフトによって考え方が異なるようです。どちらを採用するかは個人の判断にはなりますが。
こんな感じでルートの候補を出してくれます。大変便利な世の中になりました!
最近は自治体が公共交通の乗ろう!とアピールしていますが、こうやってYahoo!マップやGoogle Mapsの使用を勧めているケースは少ないように感じます。もっと、宣伝したらいいのに!と思うのですが、何か理由はあるのでしょうか(情報更新の正確性が担保できない、とか?)