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DMVを見に行ってきました(京都鉄道博物館)

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2019年11月30日(土)から2019年12月22日(日)まで、京都市下京区の京都鉄道博物館にて、DMV(デュアル・モード・ビークル)の車両展示が行われています。

せっかくなので見に行ってきました。

DMVとは

▲京都鉄道博物館でもらったパンフレット1)

DMVとは、 デュアル・モード・ビークルの略で、鉄道と道路の両方を走れる夢の乗り物です。

徳島県と高知県を結ぶ第三セクター鉄道「阿佐海岸鉄道」が2020年に運行開始を目指しており、世界初の乗り物ということになっています。

京都鉄道博物館

DMVの展示が行われている京都鉄道博物館。2019年3月にすぐ近くに梅小路京都西駅(嵯峨野線)が開業し、アクセスが便利になっています。

京都鉄道博物館

梅小路蒸気機関車庫

京都鉄道博物館で有名なものといえば、扇形をした梅小路蒸気機関車庫。

この扇形車庫の中にDMVが展示されています。

DMV2号車

DMVは1号車から3号車まであり、今回京都鉄道博物館で展示されているのは2号車です。

1号車のテーマは「未来への波乗り」で青色、2号車のテーマは「すだちの風」で写真の通り緑色、3号車のテーマは「阿佐海岸維新」で赤色です。1)

なお、1号車には伊勢えび駅長がサーフィンに挑戦する様子が描かれているとのこと。

モードチェンジ実演

モードチェンジとは、線路の上を走行するための「鉄道モード」と道路の上を走行するための「バスモード」の切り替えのこと。曜日限定で1日何回か、このモードチェンジ実演を見ることができます。

タイヤが地面に着いた「バスモード」です。

ほんの数秒でボンネット下から車輪が出てきてタイヤが浮上り「鉄道モード」となります。なお写真ではわかりませんが、前輪だけでなく後輪も出てきます(後輪のタイヤは駆動輪となるため浮上りません)。1)

「鉄道モード」⇒「バスモード」の場合は、車輪がボンネットに収まっていき、タイヤが地面に着きます。これもほんの数秒です。

外観

前述で緑色と書きましたが、蛍光色の黄緑色のような鮮やかな色です。

白い鳥は、徳島県の鳥である白鷺です。1)

阿波の名産「すだち」も描かれています。

車両の形状はボンネット付きのバスで、JR北海道苗穂工場にあった黄色のDMV車両とかなり似ています。

▲苗穂車両工場のDMV車両(2012年撮影)

車体にはDMV(Dual Mode Vehicle)と記載されています。

内部の様子

車両の内部も見ることができました。これはマイクロバスのようですね。JR北海道 苗穂工場のDMVも同じような感じだったと記憶しています。車内はあまり広くない。。。

整理券発行機が設置されていましたが、運賃表等のモニターはありませんでした。これから設置されるのかな?

運転席周りです。まるでバスの運転席を見ているようですが、DMV特別使用になっているそうです。

鉄道の信号設備や鉄車輪を上下する制御装置など、あらゆる装備をセット。線路上はハンドルを固定し、バスと同様足でアクセルとブレーキを操作します。

出典:DMVパンフレット1)

なお、(写真撮り忘れましたが)入口が狭いように感じたのでバリアフリー的にどうなのだろうと少し疑問に思うところです。

[参考文献]
1)DMVパンフレット「世界初を体感してく?車と列車のハイブリッド!世界初の乗り物、DMV登場!!」、阿佐海岸鉄道

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