
▽大阪府大・市大統合計画の新キャンパスとして、森之宮地区の交通局検車場など市有地が有力な候補として浮上! – Re-urbanization -再都市化–(2018.2.19)
森ノ宮検車場とは
森ノ宮車検場は夢洲へ移転?
出典:『【中央線他】森之宮検車場(車庫用地)は10年後に廃止? – Osaka-Subway.com』< http://osaka-subway.com/morinomiya10/> – 2018年8月11日閲覧
”森之宮検車場の縮小はあっても、全廃まではいかないかもしれませんね。”
出典:【中央線】大阪オリンピックの置き土産…夢洲車庫の実現なるか – Osaka-Subway.com』< http://osaka-subway.com/ccars/> – 2018年8月11日閲覧
沿岸部に車庫を移転して大丈夫?
この話で疑問に思ったことが、内陸の森ノ宮から夢洲に車庫機能を移転して大丈夫なのか??ということ。
あまり直視したくない話ですが、今後30年以内に大きな確率で南海トラフ地震の発生が危惧されています。
▽津波浸水想定 – 大阪府
なお、夢洲まちづくり構想(案)によりますと、南海トラフ巨大地震による夢洲における津波水位(想定)はO.P+5.4mで、夢洲の計画地盤高さ(想定沈下後の地盤高さ)はO.P.+9.1mとなっています。
出典:大阪市ホームページ、大阪市経済戦略局、「夢洲まちづくり構想検討会(2015)、夢洲まちづくり構想(案)、中間とりまとめ、5.夢洲のゾーニングとまちづくりの進め方(4)埋立計画」<http://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/cmsfiles/contents/0000286/286607/yumeshimahonpen5P.pdf> – 2018年8月17日閲覧
想定外より大きい巨大地震が発生する可能性は否定できません(もちろんそれを言い出したらキリがないのでどこかで線引きする必要はあるのですが)。また、夢洲方面~大阪港間にある大阪港咲洲トンネルは海底トンネル(正確には沈埋トンネル)であることから、海底部にあるトンネルへの浸水も心配です。
トンネルが地上に出るところの開口部について、周囲の壁の嵩上げや鉄扉の設置などを検討。新年度上半期にも設計に着手し、下半期の工事発注を予定している。”
出典:【大阪】津波浸水対策5年100億 大阪市交通局 – 地方建設専門紙の会(地方ニュース)』< http://www.senmonshi.com/archive/02/02ABKJZST055I0.asp> – 2018年8月11日閲覧
上記は2014年の記事。3箇所の坑口ゲートの浸水対策が2014年から行われているようです。
大阪港~コスモスクエア間の津波浸水対策工事は?

工事がどのようになっているのか、見に行ってきました(2018年8月12日)。

大阪港咲洲トンネルの坑口東側にはる歩道橋の隙間から撮影。よく見えない、、、スマホで撮影したのが失敗だったかな。特に何も坑口の工事は行われていないような気がします。

歩道橋からは見えなかったので、電車の中から。特に、嵩上げ工事が行われた形跡は見られませんでした。

トンネル坑口に、鉄扉はありました。大阪港~コスモスクエア間の浸水対策工事については情報不足なので、また調べたいと思います。
他の津波浸水対策工事についてですが、阿波座~九条間については近づけないものの、U型擁壁の側壁天端が嵩上げされているのが確認できました。側壁の上部だけ、コンクリートが新しくなっていました。
また、中津~西中島南方間の津波浸水対策工事については、2018年8月現在、工事が進められております。
▽【御堂筋線】中津-西中島南方間、U型隧道の津波・浸水対策工事が進む – Osaka-Subway.com
なお、大阪港咲洲トンネルですが耐震補強工事が完了しています。
出典:大阪・咲洲トンネル沈埋函の接続部を耐震補強、2カ月後の温度収縮を予測 – 日経 xTECH(クロステック)2009年3月31日<https://tech.nikkeibp.co.jp/kn/article/const/news/20090330/531593/>-2018年8月17日閲覧
”耐震性能:東南海・南海地震の想定地震動による照査に基づき、平成 21 年度にトンネル 継手部(トンネル本体および立坑接続部)の補強が完了 トンネル本体も東南海・南海地震の想定地震動により照査、耐震性能を確保”
出典:大阪府、大阪市:咲洲の防災機能に関する検討報告書、平成21年8月<http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/2663/00033597/sakisima%20bousaikentou.pdf>-2018年8月17日閲覧
今の森ノ宮が防災上問題ないというわけではない
私には、どちらがリスクが高いのか判断できませんので、、、
おわりに
追記(2019年12月4日)
2019年12月3日、過去最大クラスの台風が大阪を直撃した場合の高潮被害想定を大阪府が公表しました。
▽最強台風の高潮なら関空や咲洲浸水 大阪府想定、南海トラフ津波超え – 産経ニュース
想定では関空の第1ターミナルがほぼ全域、梅田では5m程度、なんばでは3~5m程度浸水するなど、なかなかショッキングな内容ではありますが、夢洲についてはほとんど被害を受けないとのことです。
2025年大阪・関西万博の会場である人工島・夢洲沖も最高潮位は7・3メートルと想定されたが、府は護岸強化や土地のかさ上げにより、ほとんど被害を受けないとしている。
出典:最強台風の高潮なら関空や咲洲浸水 大阪府想定、南海トラフ津波超え – 産経ニュース<https://www.sankei.com/affairs/news/191203/afr1912030038-n1.html>-2019年12月4日閲覧
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