梅田ロフトの地下、テアトル梅田で9月18日まで上映されている映画・戦場のピアニストを観てきました。
「多摩地区そして日本各地の画像集」より引用
タイトルは知っていた有名な映画。テアトル梅田で「だれも知らない建築のはなし」を見た際に今度上映されるというポスターが貼ってあったので、観てきました。
■気になっていた映画
前から気になっていた作品。でも中身は全然知らなかった。
物語が進んでいくにつれて、重く、ハードになっていく。繊細な感じのするピアニストとはかけ離れた世界。
これが戦争というものなのか、いやこの映画にはそれ以外の重要なテーマも含まれている。
■感じたこと
最後のラストシーンで感じたこと、、、
結局、何が正しくて何が悪なのだろう。
国家レベルの話で、白でも黒と言えば黒となり、黒でも白と言えば白になる世界。
この点は、映画「私は貝になりたい」や、
アニメ「交響詩篇エウレカセブン」の世界(特にビームス夫妻とレントンの話)や「るろうに剣心」の赤報隊の話を思い出した。いや、全然違う話ではあるんだが。しかし重なる部分はある。
■戦後70年を迎えて
今年は戦後70年、第二次世界大戦の日本のことはいろいろ勉強したいと思っていたが、この時代のヨーロッパ(特に東欧あたり)のこともいろいろ知らなければならないなと痛感。
ハラハラすぎる展開にとても引き込まれたのではあるが、かなり見ていてつらいシーンが続いたので、観るのにある程度の覚悟は必要かもしれない。しかし、自分の価値観が一変した映画ではありました。有名な作品なので、観たことがある人は多いと思いますが、観たことがない人にはぜひ!観てほしい作品。
何の前情報がなかったので、自分の予想していたイメージの映画とは全然違った。でも、本当に観てよかった。
★★ここからはネタバレになります★★
これから見ようと思っている人は、これより先を読むとネタバレになってしまうかもしれないので注意してください。いや、そんなイイこと書けないけどさ。まぁ、一応予防線を張ってみる。
■実話なんだ、、、
この映画を見て、家に帰って調べたら、やっぱりと思ったこと、実話ベースの話だったんですね。しかし、こんなこと、実際に第二次世界大戦中に本当にあったの??と疑いたくなるレベル。多少、脚色はしているんだろうけど。
ネットを調べると、ゲットーを結ぶ歩道橋とか塀の写真とかがでてきて、これ本当に映画のままじゃん、と驚愕。他にもいろいろ調べてみると、出るわ出るわ、この時代の歴史。言葉にならなくなってくる、、、、これが70年ほど前に実際に起きた事象とは、、、
第二次世界大戦のヨーロッパの歴史、本当に学んでみたいと思った。というか、今まで知らなさすぎた。。。
■シュピルマンとホーゼンフェルト
主人公・シュピルマンを助けたドイツ軍将校のホーゼンフェルトはシュピルマン以外にもポーランド人を多数助けているらしい。しかし、それにしてもホーゼンフェルトの前でシュピルマンがピアノを弾くシーンは、息を飲んだ。あのシーン、ものすごく長く感じた。どうなるんだろうと。
助けられ生き延びたシュピルマンは2000年まで生きた。しかし、ホーゼンフェルトはその後ソ連軍の捕虜となり、戦犯捕虜収容所で1952年と早くに亡くなっている。この事実、こんなことってあるだろうか。何が正しい世界なんだろうか。
■忘れられない映画になると思う
シュピルマンは戦後、戦時中の体験をまとめた自伝として「ある都市の死」を出版している。この自伝をもとにしたのが映画「戦場のピアニスト」なのだが、どのような思いでシュピルマンは自伝を出版したのだろうか、私には想像できない。
最後のピアノを弾くシーン、涙出てきた。
[関連記事]
▽ある感動のストーリー6(最終回) – oshimura Tatsuya Official WebSite (
吉村達也公式ウェブサイト)
▽「戦場のピアニスト」その後 – ピアノのある生活、ピアノと歩む人生
▽ポーランドと戦場のピアニストとアウシュビッツ強制収容所と – 地球ダイアリー
■おわりに
1点、重大な勘違いしていました。観終わってから気づいた。中学生のころから見てみたいなーと思っていた映画は「戦場のメリークリスマス」だったようです。あの坂本龍一さんの曲で有名な。なんか公開された年が合わないと思ったら、、、あぁ、ごっちゃになっていたよ。まぁ、でも戦場のピアニスト、観ることができて本当によかった(いい加減すぎる)。
ネットで調べていて出てきたのですが、戦場のピアニストに関連して、「シンドラーのリスト」も見てみたいと思う。少し勇気がいる(と勝手に思っている)が。
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