大阪の中心部には、高速道路と完全に融合したビルがあります。
中央区にある船場センタービルです。
ビルの上に、高速道路がのっかっています。
ビルと高速道路が合体したものは、東京・銀座の東京高速道路が有名だと思います。
しかし、この船場センタービルは、高速道路だけではなく、一般道路のバイパスも上に載っており、さらに地下には地下鉄も走っているという、超複合構造物なのです。
地下には、地下鉄中央線が通ってます。御堂筋線と交差する場所には本町駅が、堺筋線と交差する場所には堺筋本町駅があり、船場センタービルの地下と直結しています。
ビルは断続的に1キロほどあります。
テナントは繊維関係とファッション関係を中心です。食べ物屋さんもあり。古本屋さんの天牛堺書店がいい感じ。
御堂筋と交差する箇所から見上げた風景。
高速道路西行3車線・東行3車線、一般道路バイパス(中央大通)の西行3車線・東行3車線、計12車線がビルの上を通っています。
ビルの両端では、道路が2層になっています。
もう何がなんだかわかりません。
なぜ、このような構造物ができたかというと、
戦後、都市計画によって大きな道路が必要だわ、高速道路が必要だわ、地下鉄が必要だわ、立ち退きしたくないだわ、ということですべてを満たすために作られたのが、この船場センタービルなのです。
御堂筋から見た船場センタービル。
実は、建設からもう40年が経っているそうで、このたびリニューアルするそうです。
現在の茶色の建物から、白色の建物に改装するそうです。
昭和の雰囲気を残したビルですが、新たな時代のビルに変身するそうですよ!
ビルは日曜・祝日はお休みで中には入れません。
[アクセス]
・地下鉄御堂筋線・中央線「本町駅」直結
・地下鉄堺筋線・中央線「堺筋本町駅」直結
・大阪市バス 105号系統「船場中央2丁目」バス停下車すぐ
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