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OMMビル(大阪マーチャンダイズ・マートビル)

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京阪・Osaka Metroの天満橋の東側にある、OMMビル(大阪マーチャンダイズ・マートビル)。1969年完成した地上22階のビルで、壁面のマジックミラーガラス張りが特徴であり、京阪電気鉄道の本社が入居(ただし、本社は2024年9月13日に枚方に移転予定)。

かつてのこの地にあった地上時代の京阪天満橋駅の跡地に建設され(天満橋駅の地下化と同時に京阪本線は淀屋橋駅まで延伸)、問屋街を集約する目的で建設され、アメリカ・シカゴのマーチャンダイズ・マートにちなんで名づけられたとのこと。また、『京阪百年のあゆみ』によると「建設当時、大阪のみならず西日本最大のビルだった」そうです。1)

南側の谷町1丁目から観たOMMビル。壁面(窓ガラス)にOMMと記載されている。手前の高架道路は二重橋である天満橋の高架側の道路(バイパス)。

壁面のガラス張りにより、天気や時間によって表情が変わります。

かつての地上時代の天満橋駅は、現在は地下駅へ繋がるトンネルの入口がぽっかり穴をあけており、京阪電車が吸い込まれたり出てきたりします。

天満橋は大阪のビジネス街の一つであり(どちらかというと官庁街の性質が大きい)、近くにはテレビ大阪の本社もあります。

OMMビルの東側には、大阪シティバスの「京阪東口」バス停や京阪東口交差点があります。かつて、ここが京阪天満橋駅東口であったことの名残となっています。

かつてを知らない人からすれば、なんで京阪東口って名前なの?と思うことでしょう。私もかつてOMMビルに京阪天満橋駅があったことを知ったときは驚きました。

かつてはOMMビルの屋上はスカイガーデンがあり眺望がすばらしかったのですが、2021年に一般開放が終了し入ることができなくなっています。2)

▲かつてのOMMビルスカイガーデン(2010年撮影)

京阪電気鉄道の本社=天満橋(のOMMビル)というイメージが強いため(天満橋は開業時から長らく大阪側のターミナル駅であった)、枚方に移転してしまうのは個人的には少し寂しい気もします。

このOMMビルは大阪市における都市再生緊急整備地域に指定3)されており、今後再開発により大きく生まれ変わるかもしれません。

都市再生緊急整備地域とは
都市再生の拠点として、都市開発事業等を通じて緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域として、政令で指定する地域。2023年3月30日時点で、日本で52地域が指定されている。

参考文献

1)『京阪天満橋直結のランドマーク「OMM」の存在感 アパレルの集積地として建設された巨大ビル | 駅・再開発 | 東洋経済オンライン』<https://toyokeizai.net/articles/-/757605?page=2>-2024年9月7日閲覧
2)『OMMスカイガーデン一般開放の終了について|新着情報|OMM|展示会場・貸し会議室・賃貸オフィスのOMM』<https://www.omm.co.jp/news/omm%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E4%B8%80%E8%88%AC%E9%96%8B%E6%94%BE%E3%81%AE%E7%B5%82%E4%BA%86%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/>-2024年9月7日閲覧

3)『大阪市:大阪城公園周辺地域 (…>事業別計画、指針・施策>都市再生)』<https://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/page/0000148938.html>-2024年9月7日閲覧

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