大阪市内にある大きな公園の一つ、鶴見緑地。1990年の国際花と緑の博覧会(通称・花博)の会場にもなりました。
■大阪四大緑地の一つ
大阪市鶴見区と守口市にまたがる鶴見緑地は、服部緑地(豊中市)、久宝寺緑地(八尾市・東大阪市・大阪市平野区)、大泉緑地(堺市北区・松原市)と並ぶ大阪4大緑地の一つです。開園は1972年。大阪市城東区から分区して鶴見区ができる前に開園しています(鶴見区の誕生は1974年)。
鶴見直地の真ん中にある大池です。
鶴見緑地への交通アクセスは、大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線「鶴見緑地駅」が最寄り。路線名にも鶴見緑地が入っている地下鉄鶴見緑地線は、1990年の花博への輸送アクセスのために開業した日本初のリニア地下鉄です。
その他のアクセスとしては、地下鉄今里筋線の「新森古市駅」が鶴見緑地北西口と名乗っていますが、ちょっと遠いかな~という印象です。鶴見緑地の中にある「こどもの森」やお馬さんのいる「乗馬苑」へは新森古市駅からの方が近いかな~という感じです。
あと、京阪本線「守口市駅」から鶴見緑地行きの京阪バスが運行していますが、日中の1時間1本のみの運行。時刻表を確かめての利用が必須です。私が小学生の頃は、1時間2本ぐらい運行していたような記憶があるのですが、、、、違ったかな。
鶴見緑地と写真として使われるのは、この風景が多いと思います。
あと、鶴見緑地には、「咲くやこの花館」という日本最大の温室がある植物園があります。
鶴見緑地の南側を東西に通っている、花博通。地下鉄鶴見緑地駅から鶴見緑地へ向かう際に必ず渡る道路です。
花博通は、東側で第二京阪道路(国道1号線バイパス)と繋がっています。将来的には、ここに(高架か地下かはわかりませんが)、第二京阪道路(近畿自動車道門真JCT)と阪神高速道路(海老江JCT)を結ぶ高速道路(淀川左岸線)ができる計画があります。
■おわりに
区名にもなっている鶴見の地名の由来。明確な根拠のあるものはありませんが、以下の3つが由来の候補になっているようです
1.”鎌倉時代、源頼朝が富士の裾野で巻狩(四方から狩場を囲んで獣を捕らえる狩り)をしたときに、千羽の鶴に金の短冊をつけて放したところ、この地に飛来して住み着いた。その鶴を見物にくる人が多く、「鶴見」という呼び名がついたという言い伝え”
2.”地域内の低湿地がツルの群生地であった”
3.”治水と関わる八剣伝説をうけて、そのツルギがツルミに転訛した”
(大阪市鶴見区ホームページより引用)。
ちなみに、「八剣伝説」って??と思ってネットで調べてみると、日本書紀に出てくる「草薙の剣」が関係する古代の伝記だそうです(草薙っていえばKOFがでてきますね。あ、ゲームネタですが)。
こちらの説もそれなりに根拠があるそうです。草薙の剣を御霊を御神体として奉納している阿遅速雄神社(放出東3丁目)が区内にあったり、区内を南北に通る放出街道(府道159号守口平野線)が剣街道と呼ばれていたり、汎愛高校の前のバス通りが八剣道路とよばれていたりといろいろ。
[関連ページ]
▽鶴見神社 – 神社探訪 狛犬見聞録・注連縄の豆知識
▽阿遅速雄神社(あじはやお)
地名の由来って調べてみると面白いですね。この記事書くのに、調べているといろいろでてきて、思ったよりもたくさん書いちゃった。
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