[阪急バス] 加島線(梅田~加島駅など)廃止へ

梅田(大阪駅北口)と加島駅・西川間を運行する阪急バス加島線の廃止が発表されました。

阪急バスからのお知らせ

[17][18]梅田~十三~加島駅前~西川 路線廃止について

2020年7月19日(日)の運行を最後に廃止します

出典:『【2020.07.20】加島線 路線廃止について HP用OL – 20200719k.pdf – 阪急バスホームページ』<https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20200719k.pdf>-2020年7月4日閲覧

阪急バス加島線とは

▲黄緑色が阪急バス加島線

阪急バス加島線とは、主に大阪・北区の梅田(大阪駅北口)と淀川区加島駅との間を十三を経由して結ぶ路線です。平日朝には十三~加島西間の区間便(17系統)が運行されるほか、土曜・休日の夜に1便のみ、加島駅を越えて兵庫県尼崎市の西川まで運行される系統があります(梅田→加島駅→西川 の片道運行のみ)。

ほぼ平行して、大阪シティバス97号系統(大阪駅~加島駅)が運行しています(阪急バス加島線のみ、梅田→中津6丁目間は大淀南1丁目経由という違いがあります)。

かつては頻発していた

この加島線、ほとんどのバスの終点になっている「加島駅」と名のつくとおり、JR東西線の加島駅が終点となっています。しかし、1997年のJR東西線開通前は加島エリアは鉄道空白地域となっていて、公共交通ではバスが唯一の交通手段となっていました。

「yukai3chomeさんのツイート」1)によると、まだJR東西線が開業していない1985年の時点では阪急バス加島線は兵庫県伊丹市の阪急伊丹駅まで路線を運行しており、日中は梅田~加島西間で約6分おきに運行されていました

JR東西線開業時点では阪急伊丹ではなく阪急塚口までの運行となっていましたが、その時点では梅田~加島駅間は日中は7~8分おきに運行されており、並行する大阪市バス97号系統と合わせて梅田(大阪駅)~加島エリア間には待たずに乗れるレベルのバスが運行していたのでした

その後、「路線バス改廃情報」2)によると、約7年前の2013年7月12日以前は梅田~加島駅間には日中10分間隔、朝ラッシュ時は6分間隔で運行していました。その後減便を繰り返し、7年後の2020年に廃止になってしまいます。ものすごい衰退です。なお2018年12月の現行40分間隔に減便されたときは、『沿線環境の変化に伴うお客様の減少と社会的構造に起因した「運転士要員不足の深刻化」という状況下』が理由と発表されていました。3)

一方、同じ梅田を発着する阪急バス阪北線(豊中・箕面・阪急園田方面)のバスは、ここ10年でそこまで運行本数が変わっていないイメージです。

廃止される系統

▲18系統:梅田行(2013年3月撮影)
  • 17系統:十三~東淀工業高校前~加島西(平日朝のみ運行)
  • 18系統:梅田~十三~東淀工業高校前~加島西~加島駅前(40分間隔で運行)
  • 18系統:梅田→十三→東淀工業高校前→加島西→加島駅前→西川(土曜・休日の1便のみ)

上記のとおり、メインは梅田~加島駅間の18系統です。大阪市内で完結する路線です。土曜・休日の1便のみ西川まで片道運行する18系統がありますが、終点の西川バス停のみ、兵庫県尼崎市内にバス停があります。

廃止停留所

梅田(JR大阪駅北側)、大淀南一丁目、大淀中一丁目、十三元今里、田川通、三津屋、東淀工業高校前、加島東、加島中、神崎橋、西川

▲廃止になる阪急バス 神崎橋バス停(北行) 2014年3月撮影

西川バス停のみ、尼崎市内にあります。それ以外はすべて大阪市内です。

神崎橋の東詰にある神崎橋バス停は2014年に大阪市バス(当時)のバス停が廃止になっており(バス停の位置は異なる)、今回の阪急バス加島線の廃止により神崎橋バス停が消滅することになります。なお、実は同名の「神崎橋」バス停が、神崎橋西詰(尼崎市内)にあったりしますが(こちらは阪神バス←かつては尼崎市営バス)、この阪急バスの神崎橋バス停と離れているため、まったく別物だとみなします。

また、今回の加島線廃止と同時に、加島駅前バス停に併設している阪急バス加島出張所が閉所となります。4)

梅田(JR大阪駅北側)バス停

▲廃止になる梅田バス停(大阪駅北側) 2015年1月撮影

加島駅・西川へ向かう加島線は、JR大阪駅北口の大阪駅高速バスターミナルの一角から発車しています。

一方、同じ阪急バスでも豊中・箕面(平日のみ)・阪急園田・上津島へむかう阪北線はここではなく、国道176号(JR大阪駅高架下)から発着しています。

この大阪駅高速バスターミナルの島(安全地帯)には、大阪市バスのうち一部の系統(十三~済生会病院前を経由するバス)の降り場にもなっています。この降り場に来るバスは以下のとおりです。

  • 42号系統(中島二丁目→中島公園→大阪駅前)
  • 42A号系統(中島公園→大阪駅前)
  • 43号系統(酉島車庫前→野里→大阪駅前)
  • 69号系統(榎木橋→十三市民病院→大阪駅前)
  • 92号系統(福町→北之町公園前→大阪駅前)
  • 97号系統(加島駅前→大阪駅前)

廃止の影響は小さい?

廃止になってしまう阪急バス加島線ですが、ほぼ並行して大阪シティバス97号系統(大阪駅~加島駅)が運行しています。そのため、97号系統が通らない大淀エリア→三津屋・加島エリアの直通(乗り換えなし)移動ができなくなる点を除けば、利用者への影響は小さいと思います。もちろん、今まで阪急バスと大阪シティバス合わせて運行していたものが大阪シティバスだけになるので、減便にはなってしまいますが。

▲かつて神崎橋まで運行していた(当時)大阪市バス97号系統(2014年3月撮影)

近鉄バス阪奈生駒線と同じ運命に

以前、次のようにつぶやいたことがあります。

で、結局同じ運命を辿ってしまいました。並行する大阪シティバス(当時は大阪市バス)はほとんど運行本数が変わらないのに、並行する民鉄系バスは減便を繰り返し廃止に。。。

過去記事

[参考文献]
1)『yukai3chomeさんのツイート – Twitter』<https://mobile.twitter.com/yukai3chome/status/1276479189940531200>-2020年7月11日閲覧
2)『阪急バス、加島線・岡町加島線を減便: 路線バス改廃情報』<http://busnews.seesaa.net/article/124310724.html>-2020年7月4日閲覧
3)『【2018年12月1日から】 加島線(梅田~加島駅前~西川~阪急塚口)の運行について(阪急バスHP)』<https://www.hankyubus.co.jp/news/images/181116k.pdf> – 2020年7月4日閲覧
4)『【2020.07.20】加島線 路線廃止について HP用OL – 20200719k.pdf – 阪急バスホームページ』<https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20200719k.pdf>-2020年7月4日閲覧

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