大井川鐡道で期間限定で運行している、トーマス号に乗車してきました。
トーマス号とは
トーマス号とは、NHKで放映されているテレビ番組きかんしゃトーマスがリアルになった特別急行(特急)列車で、静岡県の大井川鐡道大井川本線でシーズンの時期のみの期間限定で運行しているものです。
2022年9月の台風15号で大井川鐡道大井川本線が大被害を受け不通となっていたのですが、2022年12月16日に家山駅~千頭駅を除く区間が復旧し、それに合わせてトーマス号がイベント「大井川鐵道 DAY OUT WITH THOMAS™ 2022」として運行を開始しました(本イベントは2023年1月9日まで)。
新金谷駅
出発の駅は島田市にある新金谷駅です。JR東海道本線金谷駅から、大井川鐡道大井川本線で1駅のところにあります。最寄りの高速道路のICは、E1A新東名高速道路 島田金谷ICです。
今回のイベントは遊覧運行ということで、新金谷駅を出発し途中の家山駅まで行った後、折り返し新金谷駅まで戻ってくるというものでした。途中下車は不可で、折り返しの家山駅で降りることもできませんでした。
これは現在も家山駅~千頭駅が災害のため不通になっているからでしょうか。
車内
レトロな感じの客車です。座席カバーもトーマスのキャラが描かれています。ちなみになんと7両も客車と連結しており、7号車までありました。
出発
蒸気機関車のトーマスから出る煙を見ながら平野を駆け抜けていきます。トーマスの車内放送もあります。列車の乗っている限り、トーマスは見えません(後方の車両だとカーブ区間で先頭のトーマスが見えたりするのでしょうかね)
最初は、赤色のバス「バーディー」が並走してきます。バーディーは、トーマスと競争したことがあるキャラクターです。このバーディーに乗車するツアーもあります。
大井川
平野を抜けると、大井川沿いにトーマス号は走ります。
大井川といえばリニアの建設で問題となっている川ですね。
大井川は川幅は広いのですが、水の量は少なかったです。普段からこんな感じなのか、冬だからなのかちょっとわかりません。
大井川については、ちょうど2023年1月14日に放送されるNHKの番組「ブラタモリ」で『大井川〜“越すに越されぬ大井川”は何を生んだ?〜』と言うテーマが放送されるので勉強したいと思っています。
家山駅に到着後、10分程度待機して新金谷駅に戻ります(家山駅では降りれません。なお客車にはトイレ付いています)。
家山駅には転車台(機関車などを回転させて向きを変える設備)がないので、機関車トーマスはバックします。千頭駅には転車台があるので、全線復旧すればバックも解消されるのでしょう。
おわりに
新金谷駅~家山駅が概ね30分程度、途中家山駅の折り返しで待機も含めて、1時間10分程度の乗車でした。同じ駅に戻ってきてしまう・途中で降りれないというのは少し残念なところもありますが、家山駅~千頭駅が復旧するまでの処置なのでしょうか。
家山駅~千頭駅の復旧の目途は未定2)のようですが、復旧した際には千頭駅まで乗車したいなと思うところです。奥の千頭駅以遠ではアプト式の列車も運行しているので気になっています。
ちなみに、テレビ番組「きかんしゃトーマス」はこれまで3Dのリアルなアニメ番組でしたが、2022年12月24日から新シリーズとして、2Dのアニメになりました。トーマスの顔も変更になりました。大井川鐡道のトーマス号も、今後顔が変わるのでしょうか??
参考文献
1)『電車7200系 | 大井川鐵道【公式】』<https://daitetsu.jp/archives/library/%e9%9b%bb%e8%bb%8a7200%e7%b3%bb>-2023年1月7日閲覧
2)『井川鐵道 8日から一部運転再開へ 家山~千頭は見通し立たず 代行バス継続(乗りものニュース) – Yahoo!ニュース』<https://news.yahoo.co.jp/articles/2bea2e311aeff154ca148ef87e08198500ceb055>-2023年1月7日閲覧